癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

入院20日目(術後12日)

2011年04月18日 | 大腸癌日記
 昨夜の就寝前に点滴を外され、ようやく保釈された感じ・・・点滴をしたまま寝ているとおしっこの回数が多いので、熟睡できない。しかし、なかなか寝付けず、10時に眠剤を出してもらったのに、結局眠ったのが12時・・・それでも5時まで熟睡したが、薬が効いているせいか目覚めがすっきりしなかった。今日は自然に任せよう・・・。

 上を向いて寝ているのが、一番楽な姿勢だが、眠ってしまうと横向きになってしまっていることが多い。朝、その体勢を戻すときに、腸も元の位置に戻ろうとするときに傷の痛みと違う強い痛みが出るのが、ちょっと気になる。これが癒着のなせる業か?主治医に言わせると、「徐々に軽くなりますので、心配しないでください」とのこと。

 食事も常食になったが、胃が小さくなっていることや、腹が張ると傷が痛むので、完食できず。でも、お粥でない普通のご飯が美味しい。現在服用しているのは、ラックビーという微粒の整腸剤のみ・・・今日も3度ほどトイレに行ったが、便はまだ形をなしていない。

 点滴が外されたのを幸いに、朝食前と午後と夕食後に、地下2Fから6Fの階段昇降をしてみたが(画像)、さすが1回1往復で十分だった。まだ、歩いても、ベッドに腰掛けてPCに向かっていても腹の傷が痛い・・・この辺りが腹腔鏡手術に比べての傷の回復の遅れなのか・・・?前回は術後8日目に歩いても痛み感じなくなり、階段昇降をしているが、今回は今日で12日目だ。

 9時過ぎに、術後3回目の風呂にゆっくり入って、さっぱりする。点滴の処理をしなくても良いので、これから毎日は入れるのがうれしい。

 ここへ来て、見舞客が増えてきたが、3年前にもお見舞いをいただいたのばかりなのに、また頂くのは非常に心苦しい・・・。

 入院前に送っておいた来るシーズン前発刊予定の増補改訂版『北海道雪山ガイド』(北海道新聞社)の紙面構成された校正原稿が編集長から次々送られてきて、今日でようやく全部完成した。入院していてもインターネットでこのような仕事ができるなんて、良い時代になったものだ。

 今回の私の依頼された増補追加分は、道南の「砂蘭部山」「カスベ岳~メップ岳」と夕張山系の「布部岳」「松籟山~御茶々岳~槙柏山」の4つである。初版本にも4山載せているので、合計8山、32ページとなった。あとは、発刊が楽しみである。