癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

入院26日目(術後18日)

2011年04月24日 | 大腸癌日記
    <屋上庭園から五稜郭公園を見下ろす・・・サクラの満開の頃にはピンク色に染まるだろう>

 術後数日間以外は、消灯後の21:30ごろに寝付くが、2:00前後には目が覚め、あとは朝を悶々と待つ・・・かと言って、日中もベッドで横になっていても、たまにうつらうつらする程度で、慢性寝不足の難眠生活の日々が続いている。あと一日でそれも解消するだろう。

 今朝も1:45に目が覚めた。ところが、腹が張って痛苦しい。今回初めての経験・・・ベッドの上で体を動かしながらガス抜きを図るが、思うようにならず・・・ふと、忘れていた腸閉塞の3文字が頭をもたげてくる・・・脂汗がジワッと吹き出てくる。丑三つ時にもかかわらず、起き出して廊下の散歩・・・詰所の看護師に心配される。腹をなで回しながら10分ほど歩き回ったら、便意到来・・・出したら、だいぶ楽になってホッとする。安心して二度寝できるかと思ったが、やはり眠れなかった。きっとこれからも、腹が張ったり、便秘になる度に同じ心配に苛まされるのだろうか・・・?

 今日は日曜日にもかかわらず、朝9時の外科スタッフ一同の回診があり、主治医も毎週必ず顔を出してくれた。「丸一日休む日はないのか」と看護師に聞いてみたら、「ほとんどなく、日曜日は回診してカルテ記入をして10時頃には帰る」そうだ。そのほかに当直もあるらしい・・・大変な激務だ。

 今日の手当は、注射器での洗浄消毒は同じだが、ビニールドレーンを入れないで、ゲンタシン軟膏を傷の中に入れたようだ。細菌による感染症の治療に用いる抗生物質の薬で、いろいろな皮膚病を治癒する効能があるとのこと。「先生の念力も注入して、なんとか明日までに治してください」と言ったら、「念力ですか?明日までは無理ですね~」と笑っていた。

 毎週日曜日は体重測定の日・・・入院したときは、それ以前の首の故障で運動不足だったこともあり、64kgだった。先週には60kgまで落ちていたが、食事を普通に摂るようになり、今週も同じ60kgだった。3年前も4kgほど減って57kgまで落ちた。山に登るにはこの60kg前後が体が軽くて歩きやすい。せっかくの機会なので、増やさないようにしたいと思う。