函館新道手前の石川付近から望む庄司山
自分も著者の一人である
『北海道スノーハイキング』(北海道山のメーリングリスト編)(北海道新聞社発行)が2004年に初版が発刊され、2008年に増補改訂版が出版されている。ところが、北海道新聞社から、「評判が良いので、さらにページを増やしての改訂版を来シーズンまでに出してほしい」と要望があった。
自分が、これまでに執筆している部分は、「歩くスキーの基礎」と、ガイド記事では、「函館山」「じゅんさい沼湖上ハイクと日暮山」である。さらに、道南から「庄司山」「道南四季の杜」を付け加えることになった。
そこで、本日は、何度も登ってはいるが、改めて取材登山をしてきた。実は、冬は3回登っているが、今回紹介しようと思っているメジャールートの静観園の奥の夏道コースは登ったことがなかったのである。
除雪は静観園からさらに1.5kmほどの左上の施設への分岐までされていた。期待していたトレースはなかった。アルミカンジキを履いて、林道をラッセルして進む。
上の砂防ダム近くなると左上に頂上がみえ、蒜沢川を挟んで、右手に続く登山道が見える。
帰りは、上のコルから真ん中の沢地形をまっすぐ下った。
1時間15分も要して、上の砂防ダム手前の橋を渡る。方向を右に変え山裾をぐるっと巻くように南西尾根の末端まで進む。そこには桔梗高台の方から歩くスキーの古いトレースが残っていた。
歩くスキーのトレースは尾根の手前でつぼ足に変わって続いていた。つぼ足のトレースでも非常に助かる。夏道は北側斜面に3回ほど大きくジグを切って、手前のピークとのコル付近で南西尾根に乗る。
尾根に乗ると、斜度が急になり、南側に雪庇も発達している。しかし、頂上は近い。
2時間半ほどで塩ビ管でできた鳥居の建つ頂上へ到着。
函館市街地と函館山と津軽海峡
凍結している新中野ダム
さらに、奥まで進んで祠のある岩場まで進むつもりで歩き始めたが、そこの写真はあるので、10分ほど進んだところで戻った。
下りは、同じルート下るのも面白みがないので、手前ピークとのコルから雪山ならではの大幅なショートカットして、浅い沢地形の急斜面をまっすぐ下った。登りで1時間10分掛った部分をわずか10分ほどで下り、入山届ボックスのところへ出た。
GPSトラックログ
登り2時間30分、下り1時間10分。帰りに花の湯に入って帰宅した。
詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)