《800m付近から眺める頂上ピークと左の900mポコ。スノーモービルの跡が興ざめ。》
先週、西昆布岳から昆布岳を眺めて、そちらからのルートも検討したが、手前の944ピークとの落差の大きさと、昆布岳特有の山容の迫力不足がネックだ。
そこで、今日は一番記録の多いニセコ町宮田の小花井ルートから登った。500m付近まではだらだらした平坦な尾根が続く効率の悪い長丁場のルートだった。
しかし、600m辺りから姿を見せる鋭く天を突きく端正な頂上ピークに近づいて行く楽しみがあった。
ただし、600m付近から昨日のものと思われるスノーモービルのトレースが現れ、それが900mまで続いていた。それまでは、ノートラックの純白の斜面を独り占めだっただけに荒らされた感じで、やや興ざめだった。ただラッセルの必要がなく、その点だけは助かった。
最後の急斜面は、南向きのため、サンクラストしていて、下りの滑りで苦労しそうなのと、ジグを切って登るのも大変そうなので、スキーからアイゼンに変えて直登した。
夏道コースからスノーシューで登ってきた昨日のトレースがあった。昆布を型どった頂上標識は、分厚いエビの尻尾で覆われていたが、それをストックで落として記念撮影。遠望は霞んでいたが、近くの羊蹄山やニセコ連峰ははっきりと見えた。
7:50スタート、 登り4時間35分、下り1時間35分。 ゴール14:10。昨日は疲れを感じなかったが、さすが今日は疲れた~。
昆布川温泉「幽泉閣」で疲れを癒して、まったりとブログ更新。明日も天気が良いらしい。冬は何度も登っているが、写真が欲しいので途中まで登る予定。
ニセコ町宮田付近からの昆布岳
900mポコから眺める頂上ピーク
分厚いエビの尻尾で覆われていたのを落として姿を現した頂上標識
唯一ターンを楽しめた900mポコの斜面