西昆布岳頂上~一瞬だけ姿を見せた昆布岳(右奥)
昆布岳から南西に延びる尾根上に位置する豊浦町の803.9m峰である。登山道はないが、冬には良く登られる山で、自分も著者の一人である『北海道雪山ガイド』にも載っている。滑りも楽しめる斜面が多く、冬山入門の山としても人気がある。
06年5月にぎりぎりの残雪を繋いで登っているが、再訪はパウダーの滑りを楽しむためにも厳冬期と決めていた。今日は、あわよくば昆布岳までと考えていたが、天気が良くなく、昆布岳の姿も見えない。かろうじて見えていた西昆布岳だけまでとした。豊浦道の駅で夜を明かし、ニセコへ抜ける道々914号線の新山梨地区へ向かった。前回はペタヌ川の西側に続く南西尾根を登ったが、今回は手前のペタヌ川の東側に続く南尾根を登った。
広い牧草地の中を登っていく。ラッセルは下の方で20cmくらい、上の方で30cmくらいだった。強烈な西風に時折吹雪模様になるが、青空も覗く中を黙々と直登した。
頂上へ着いたら、一瞬だけちらっと昆布岳が姿を現した。天気が良ければ辿るつもりだった尾根を眺めたが、手前の944ピークから頂上斜面への落差が大きいのがネックのようだ。
展望はほとんどなかったが、上の斜面ではそれなりにパウダー滑降を楽しむことができた。下の方は斜度が緩いので、登りのトレースを滑り降りるだけだった。2時間かけて登ったところをわずか20分で下ってしまった。豊浦温泉で汗を流して帰路に就いた。
7:55スタート、登り2時間05分、下り20分、ゴール10:25
スタート地点の先から眺める西昆布岳と登った南尾根
雪面に写る木の影
頂上を見上げる
一瞬だけ見えた豊浦海岸
パウダー滑降を楽しんだシュプール
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