癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

八雲町立黒岩小学校閉校式

2014年02月09日 | イベント鑑賞・参加

ヨサコイソーランを踊る最後の6名の児童

 自分が新前校長として、平成5年4月から8年3月まで(49歳~52歳)に勤務し、現校舎への建て替えをした八雲町立黒岩小学校の閉校式に参加してきた。

 当時は、まだ40名以上も在籍していたが、現在は4年生以上6名しかいなく、八雲小学校へ統合することになった。開校は明治17年なので、130年の歴史に幕を閉じたことになる。

 八雲町の北端の国道5号線沿いに位置する黒岩地区は、連帯感が非常に強く、住民の人間性の素晴らしさ、生活文化の高尚さにも驚かされた。学校に寄せる想いも強く、3年間一度たりとも不快な思いをしたことはなかった。当時、生涯学習モデル地区推進事業の事務局長としても、地域ぐるみの教育に携わることができて、とても楽しい3年間であった。

 何と言っても一番の思いは校舎建て替えであった。1年目は設計、2年目は校舎部分の建築、3年前は体育館と外構工事、そして、落成記念式典・祝賀会を終えて、転勤した。設計時からこちらの要望を最大限聞き入れてもらったので、我がまま放題のほかの学校には見られない斬新なアイデァを実現していただいた。結果的に町内のほかの学校や地域から妬まれるほどの校舎となった。

 
 外構えはシックでどっしりとし、中は木をふんだんに使い、吹き抜けの2階の南側に教室を並べ、1階は、広い吹き抜けの玄関ホール、集会室と図書室を通したオープンスペースなどなど、とてもモダンな造りにした。まさか、その校舎がそれからわずか18年で閉校になるなんて思いもよらなかった。今後、なんとかあの立派な校舎にふさわしい再利用をお願いしたいものだ・・・。


自分が校長のときに建て替えした現校舎・・・まだ19年しか経過していない。


現校長のあいさつ


「黒岩小学校の思い出を語る会」で、現校舎建て替え時の思い出を語る自分


大勢の参加者で会場を埋めた「黒岩小学校の思い出を語る会」