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直径1.5mほどのみごとなブナの巨木「大祖大峯の山毛欅(ブナ)」
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道路沿いに立っていた遊歩道入口の標識
SHOさんが所属している「函館山の会」副会長の山下さんが、「長万部町二股らじゅうむ温泉手前のブナの巨木を見て、未踏の二股山へ登りたい」と話していたという。3人ともこのブナのことは知らなかったし、二股山は2度目だが、SHOさんと一緒に同行することにした。
山下さんが得ていた情報をもとに、ブナの巨木の場所を探したが、良く分からなかったので、二股温泉で教えてもらった。長万部岳登山口へ向かう道路からの温泉への入口手前300mほどの道路沿い南側に標識があり、夏は遊歩道もあるという。
標識は、除雪の壁で車からは見えなかった。その近くでカンジキを履いて、除雪の雪山へ登って探したら、すぐに見つかった。二股川が道路の下へ潜り込んで、人工林への尾根へと繋がっているところだった。その標識から5分くらいの人工林の中にどっしりと聳えていた。
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全体像・・・8月30日の台風で枝が折れていた。
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いかにも古木といった風格を醸しているコブだらけの幹
帰宅後、ネットで調べたら、「木の幹の周囲はおよそ 4m36cm。樹齢 300 年~400 年とも推定されます。神聖な雰囲気に心が洗われ、樹に宿っている力を受けられるような場所です。 まさしく自然の大きさを感じられるパワースポットといえるでしょう。 この一帯は、NPO法人である「長万部町緑と樹を愛する会」で管理しています」とのこと。
今度は、新緑が美しい6月上旬ごろと、黄葉が美しい10月にでも再訪してみたいと思った。
◎二股山(568.7m)へ
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前衛峰558ピークとのコル手前から尖った頂上を見上げる
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GPSトラックログ
この山は、長万部町二股地区(字名は双葉)の裏に聳える二等三角点の山(点名・二股岳)である。
shoさんも春につぼ足で登っているが、自分も13,4,13につぼ足で登っている。
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旧双葉小学校の横から山に向かう道路の突き当たりから、カンジキを履いてスタート。
頂上へ繋がる北東尾根の末端となる昔の双葉小学校のスキー場だった斜面を登る。
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国道5号を挟んだ北側の写万部山から続く山並みをバックに登る。
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噴火湾を眺めながら一休み
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558ピーク手前のピークへの急斜面へ
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北側に見える左側はカニカン岳~利別岳と右の長万部岳
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頂上直下から尖った山頂を見上げる
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両側がすっぱり切れ落ちた狭い頂上で向かい合っての撮影。
前回は小さな頂上標識が木に結ばれていたが、今回はなくなっていた。ピンクテープが結ばれていた。
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頂上から少し下りて、山頂をバックに記念撮影
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二股地区とその奥の山並みを眺めながらの下山
2回目だが、厳冬期だったので、前回の春山と違って新鮮な印象を受けた。雪面の下が堅く締まっていて、ラッセルは20cmほどで歩きやすかった。
10:00スタート、登り2時間25分、下り1時間30分、ゴール14:00。帰りは長万部温泉に入って帰路に就いた。
詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)(