二十間坂を市電の通りから少し上がった右手に建つ、壁にツタがからまるかわいらしい建物が「PazarBazar」である。昭和初期の建物に合うように、取り壊した家屋から柱などを持ち込んでリノベーションした店主のこだわりの店だけあり、異国情緒がただよいながらも、懐かしいぬくもりがある。
ご夫婦が二人で経営しているトルコ料理がメインの店である。ご夫婦はアジア旅行が大好きで、トルコの大都市・イスタンブールの食堂で働いた経験がある店主がその時に食べた味を函館で再現するため、40種類以上のスパイスを巧みに組み合わせ調理しているという。
元の建物は何だったかを聞くのを忘れたが、民家にしては小さい感じで、造りからすると倉庫だったのような感じも受ける。
玄関を入ると、右手が会計カウンターと厨房。
客室は急な階段を昇り、2階となっている。壁のレンガが良い味を出している。
テーブルは、2人掛けが2つ、4人掛けが2つのこじんまりとした部屋である。しかし、吹き抜けになっているので、窮屈な感じはしない。
トルコ独特のステンドグラスランプが美しい
シシケバブなどのトルコ料理がメインのようだが、自分は料理より建物の内部が興味の対象だったので、申し訳ないが安く済むコーヒーのみにした。
今度は、妻同伴で料理を楽しみたいものだ。
◎早咲きのサクラ
中央図書館前にすでに咲いているサクラがあるという情報を得て、見に行ったら、車道に面したまだガラスに接している八重咲のシダレザクラが確かに咲いていた。
咲いているのは、窓ガラスに接しているものだけである。反射熱で早く咲いているのかも?
トサミズキ