26日に開花宣言が出された函館だが、その後、気温が上がらず不安定な天候が続き、開花のスピードが遅れているようだ。五稜郭公園はもう満開になっても良い今日の段階でも5分~7分咲き程度である。特に北側の裏門の方が遅れている感じである。
昨日から大型連休が始まり、本来であれば、五稜郭公園や函館公園は花見客や観光客でごった返しているはずだった。しかし、新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛に合わせ、五稜郭公園は、夜桜の提灯も設置されず、花見宴会も禁止となり、昨日から5/6までの一番良いときに郭内への立入が禁止になっている。花見は外堀のサクラを歩きながら眺めるだけである。また、函館公園も出店も夜桜も中止になった上に、やはり昨日から5/6までの公園内への立入が禁止となった。
近郊のサクラの名所である北斗市や森町も花見に関するイベントを一切中止し、シダレザクラで有名な北斗市の法亀寺も境内へは立入禁止となっている。
それだけでなく、五稜郭タワーや函館山ロープウェイを初め、朝市やベイエリアなどほとんどの観光施設も5/6までは臨時休業となっている(休業施設一覧表)。また、公営の駐車場はすべて閉鎖されていて、函館市民だけでなく、観光客が来たとしても、車を停める所もなく大変である。
GW初日の昨日は、五稜郭公園の散策路の人出は例年よりはかなり少なかった。しかし、ウォーカーやジョガーの他の花見客が思ったより多かった。ウォーキングやジョギングはむしろ普通の道路や郊外の方が感染リスクが低い感じがした。そこで、昨日は車で出掛け、四季の杜を歩いてきた。しかし、そちらも同じことを考える人が多いと見えて、結構多くの人が歩いていた。
我が家も例年のGWは、妻の休業に合わせて車中泊旅行に出掛けていたが、今年は旅行は止めにした。まさに、春爛漫の一番良い季節は、新型コロナに奪われてしまった形である。
今日は、MTBに跨り、まずは五稜郭公園でサクラを写した。9時前だったこともあり、ウォーカーとジョガーだけのような感じだった。その後、桜が丘通りを抜けて、「函館レトロ建築探訪」シリーズのために、観光客のいない元町~末広町~弥生町~船見町の建物をカメラに収めて来た。
走行距離20km、西部の坂道は押して歩いたところが多かった。時間は3時間10分。昼食前に帰宅することができた。午後からは雨が降ったので、午前中の行動が正解だった。