Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「反核」「反戦」共に守る

2014-07-10 | Weblog
経団連の榊原定征会長は8日、原発の再稼働について、「安全が確認された原発は、速やかに再稼働すべきだ。国民全体の願いでもある」と述べたという。
何を血迷っているのか。震災以降の時間の中で明らかになっているとおり、「反原発・脱原発」こそ国民の願いであり必然だ。
そもそも不景気・経済格差の広がりを、燃料費上昇以外のファクターによって捏造されている電気料金高騰のせいにしてはならない。
自民党細田幹事長代行も「福島の不幸ぐらいで、原発はやめられない」と暴言を吐いたらしい。

「スポニチ」によれば、坂本龍一さんが咽頭がんであることがわかったという。本人が喉に違和感を覚えるようになったのは6月になってからで、精密検査を受けたところ、今月はじめに咽頭がんと判明したという。本日、正式に病名を公表するとのこと。
坂本氏は反原発運動に携わってきた立場から「放射線治療は拒否」と伝えている。そういうものなのか。治療に専念するため活動を休止するというが、ご無事をお祈りする。

坂本氏は「反核」のみならず、ミュージシャンでもっとも反戦活動に勤しむ一人でもある。

こんな今、パレスチナ自治区ガザの市民はイスラエルの空撃を受けている。
ガザの町は停電していて、まるでゴーストタウンのようだという。
先月にイスラエル人の少年3人がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で殺害されたのに続き、報復とみられる形で先週はパレスチナ人の少年が殺害されている。
イスラエル空軍は当たり前のように普通の市民の民家や走行中の乗用車への爆撃を行っている。
この間、殺された人たちの半分近くは子どもだという。
そしてイスラエル軍は集合住宅を標的にし始めているらしい。
「ガザからのロケット弾発射の根絶」を謳うイスラエル軍はアパッチヘリやF16、無人機攻撃まで駆使して攻撃してきている。
イスラエル軍当局者は9日、前日夜から9日未明にかけてガザ地区の160の標的を空爆し、過去2日間でおよそ430の標的を攻撃したと発表した。標的は隠されていたロケット発射装置120基、ハマス司令部10か所、住宅2戸、地下トンネル多数などだというが、それは嘘だ。
一方的な「虐殺」であることは明らかだ。

パレスチナ人活動家を父に持つ重信メイさんのドキュメンタリー『革命の子どもたち』の試写には行けなかったが、もう劇場公開が始まったようだ。
レバノン、ベイルート生まれの重信メイさんの、母・房子が付けた名前が、漢字で正式に書けば「重信命」である。「命」の一文字の重さ。
彼女は最近はベイルートに戻っているのだろうか。

「反核」「反戦」は繋がっている。
そのようにしてたたかうべきだろう。
なにしろ原発推進と集団的自衛権容認が繋がっている。
そしてそれらは日本国内のみならず国際的に関わる問題でもあるのだ。

止めなきゃならないだろう。日本は明らかに殺す=イスラエルの側に立とうとしているのだ。

さいたま市大宮区の三橋公民館が毎月発行する公民館だよりの俳句コーナーで、サークルが選んだ同市大宮区に住む女性(73)が詠んだ「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」を、公民館の判断で掲載を取りやめていたことが4日、関係者への取材で分かったという。
公民館は「決して俳句の内容を否定するものではない」「“九条守れ”というフレーズは、憲法を見直そうという動きが活発化している中、公民館の考えであると誤解を招く可能性がある」というが、国民が憲法を大事にして何が悪いのだ。
公民館側は掲載を拒否した根拠に「(公民館が)特定の政党の利害に関する事業を行う」ことを禁止する社会教育法第23条と市が設ける広告掲載基準を挙げるが、憲法と政党は違うだろう!
どうして憲法を守ることが「広告」なのか!?

言論の自由を守るための表現者の立ち方は、揺らいではならない。
コメント
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