『シアトルのフクシマ・サケ(仮)』、ツアー開始です。
まずは岡山公演。
12月5日(日)午後2:00開演 岡山市立市民文化ホール
ワンステージのみです。
ところで、この週末、岡山・天神山文化プラザで『春の遺伝子』という劇も上演されます。
この劇は、私も御縁のある河合穂高さんの戯曲作品で、関西から岡山にうつって活発に演劇活動をされている角ひろみさんが演出する、期待作です。
『春の遺伝子』は昨年の劇作家協会新人戯曲賞で、最後まで受賞作と競った、定評ある作品。私は、医学者でもある河合さんを、「演劇界の手塚治虫」と呼んでいます。
その河合さんが、今回の期せぬ「同時上演」について、以下のようなコメントを寄せてくださいました。
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明日の 14 時は市民文化ホールへ ! この週末は、にわかに岡山が演劇づいている !?
坂手さんは、岸田國士戯曲賞や読売演劇大賞を受賞した、あの「坂手洋二」 ですが、私にとっては『春の遺伝子』を発見してくださった恩師でもあり ます。2020 年の大阪つきいちリーディング以来の関係ですが、それ以 後、様々なアドバイスを頂き『春の遺伝子』ももちろんその薫陶を受けま した。
明日、14 時、市民文化ホールに坂手洋二さん率いる燐光群がやってきま す。不思議なご縁で同日公演となってしまいましたが、岡山でにわかに 起こった演劇祭のようです。新型コロナウイルスの影響で、すっかり聞かなくなってしまった演劇が、12 月 5 日だけは岡山で二つも上演される のです。
今回の『シアトルのフクシマ・サケ(仮)』の舞台は福島で、奇しくも『春の遺伝子』と原発問題で被る部分があります。しかし、そのアプローチは 全く異なり、その違いを楽しめるのも今回の醍醐味でしょう。私も明日は、本番を抜けて市民文化ホールに駆けつける予定です。
新たな変異株の蔓延が予感される中、束の間の小康状態にあるこのタイ ミングだからこそ、岡山ゆかりの作家の共演に浸る贅沢を、是非 !
河合穂高
『春の遺伝子』Webサイト
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https://tenplaza.info/event/detail.php?i=2184
『シアトルのフクシマ・サケ(仮)』
[ 岡 山 ]12月5日 (日) 岡山市立市民文化ホール
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http://rinkogun.com/Seattle_Okayama.html
劇場でお待ちしています。
左から、猪熊恒和、大西孝洋 撮影・古元道広
『シアトルのフクシマ・サケ(仮)』、残るツアーは以下の通りです。
[名古屋]12月8日 (水)・9日(木) 愛知県芸術劇場
[ 伊 丹 ]12月11日 (土) 〜13日 (月) AI・HALL
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http://rinkogun.com/index.html