Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

徳島の高校生たちのアンケート

2021-12-30 | Weblog

『悪魔をやっつけろ』の徳島上演が終わった。観客は圧倒的に高校生たちが多かった。緊張して観て下さっていたのか、観客席は埋まっているのに、静かだった。ところが、その後、観客のほぼ全員が書いてくれたと思われるアンケートが届いた。中でも、高校生たちの感想が、圧巻だった。みんな、本当に細かいところまで見てくれていて、しかも、自分の意見もしっかり持っていた。とても素敵だ。いっぱい、元気をもらった。笑わなかったところも、しっかり面白がってくれていた。怒りも共有してくれていた。頼もしい。

これからもがんばろう。そう思えた。

 

高校演劇四国地区大会は毎回年の瀬の開催だが、、三年前の高松での四国大会に私は審査員長として参加していた。その十七年前にも審査員長をしていて、その時私が選んだのは、徳島県立阿南養護学校ひわさ分校『まじめにヤレ』。この作品、その年に私が観た舞台作品のベストであったと思う。その作品づくりを担当したのが同校演劇部顧問だった紋田正博氏。今回、その紋田さんに、『悪魔をやっつけろ』のアフタートークに登場していただいた。

三年前の四国大会の記事。このときの創作脚本賞も、今年と同じく、よしだあきひろ氏。

高校演劇四国地区大会最優秀は、今年全国優勝したばかりの丸亀高校

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/45778b5c2adc6e4dd3a906e93ed6a464

吉田先生は、大窪俊之先生と共に、今回の『悪魔をやっつけろ』徳島上演のお膳立てをして下さった。有力かつ個性的な顧問作家が多いのが、徳島の特徴である。

写真は、三年前にも紋田正博さんからお土産としていただいた、徳島の味海苔。「今度は二つにした!」とおっしゃるとおり、二ついただいた!

 
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斎藤憐作『赤目』を、年の瀬の王子で観る

2021-12-30 | Weblog

斎藤憐作『赤目』を、年の瀬の王子で観る。

 
憐さんが亡くなって十年を越した。
子供の頃を含めて誰かの家に行った回数・滞在時間すべてで、斎藤憐さん宅以上の所はない。
大切な人を亡くしたダメージは、十年経っても襲ってくることがある。
 
ああ、ここに憐さんの「青春との決別」がある、という思いにさせられる、戯曲。
 
演出の黒澤世莉さんは、かつて彼の劇団の芝居を見たこともあるが、昨年春 We Need Culture の活動でご一緒してから、お話しするようになった。真っ当な方だ。皮肉屋でもある。『赤目』を選ぶ慧眼に、感謝。
 
出演している人たちは、それぞれのこだわりで立っている。燐光群にも出てくれたことのある百花亜希さん、今年は静岡のやどりぎ座公演でお世話になった蔭山ひさ枝さんの活躍が嬉しい。
 
『赤目』は、私にとっては、自作『最後の一人までが全体である』に該当する部分があるな、と、思う。
なんだかもう、頭の中がぐるぐるしてしまう。
 
 
 
 
 
明後日の方向「行き先を探すための公演『赤目』」
 
2021年12月29日(水)~31日(金) 東京都 花まる学習会王子小劇場
 
作:斎藤憐  演出:黒澤世莉
 
出演:蔭山ひさ枝、上条拳斗、菅野貴夫、國松卓、高田遼太郎、直江里美、野村亮太、百花亜希、渡邊りょう

 

 

 

明後日の方向「行き先を探すための公演『赤目』」  

2021年12月29日(水)~31日(金) 東京都 花まる学習会王子小劇場

作:斎藤憐  演出:黒澤世莉

出演:蔭山ひさ枝、上条拳斗、菅野貴夫、國松卓、高田遼太郎、直江里美、野村亮太、百花亜希、渡邊りょう

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