『悪魔をやっつけろ』の徳島上演が終わった。観客は圧倒的に高校生たちが多かった。緊張して観て下さっていたのか、観客席は埋まっているのに、静かだった。ところが、その後、観客のほぼ全員が書いてくれたと思われるアンケートが届いた。中でも、高校生たちの感想が、圧巻だった。みんな、本当に細かいところまで見てくれていて、しかも、自分の意見もしっかり持っていた。とても素敵だ。いっぱい、元気をもらった。笑わなかったところも、しっかり面白がってくれていた。怒りも共有してくれていた。頼もしい。
これからもがんばろう。そう思えた。
高校演劇四国地区大会は毎回年の瀬の開催だが、、三年前の高松での四国大会に私は審査員長として参加していた。その十七年前にも審査員長をしていて、その時私が選んだのは、徳島県立阿南養護学校ひわさ分校『まじめにヤレ』。この作品、その年に私が観た舞台作品のベストであったと思う。その作品づくりを担当したのが同校演劇部顧問だった紋田正博氏。今回、その紋田さんに、『悪魔をやっつけろ』のアフタートークに登場していただいた。
三年前の四国大会の記事。このときの創作脚本賞も、今年と同じく、よしだあきひろ氏。
高校演劇四国地区大会最優秀は、今年全国優勝したばかりの丸亀高校
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/45778b5c2adc6e4dd3a906e93ed6a464
吉田先生は、大窪俊之先生と共に、今回の『悪魔をやっつけろ』徳島上演のお膳立てをして下さった。有力かつ個性的な顧問作家が多いのが、徳島の特徴である。
写真は、三年前にも紋田正博さんからお土産としていただいた、徳島の味海苔。「今度は二つにした!」とおっしゃるとおり、二ついただいた!