Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

松本という町との御縁

2021-12-16 | Weblog

松本という町との御縁。

 

初めて行ったのは一九八〇年代後半、某自動車会社の広報の仕事の取材だったと思う。その会社の年間売上トップの店を取材する、というものだった。それが松本の、もともとは自転車屋からスタートした店だった。オートバイを売るようになり、クルマも扱うようになり、軽自動車ブームで爆発的に売れた。どこの会社だかわかってしまいますね。

 

後は、夏の〈松本演劇フェスティバル〉に参加するようになってから。

燐光群の上演会場は、重要文化材でもある、「あがたの森 講堂」であることが多かった。(写真)

それももう三十年以上前になるはずだ。

 

そして、まつもと市民芸術館のオープニングの年、串田和美さん、渡辺美佐子さん、佐藤アツヒロさん、宮本裕子さんの四人の芝居『いとこ同志』を作・演出させていただいた。松本で稽古して、松本で初日を迎えた。こちらは十六年前。楽しい仕事だった。

「青春の町」で「青春の劇」を作った、というか、私の青春というものがあるとしたら、今も間違いなく、それが上書きされていくのである。松本という町で。

 

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「串田和美さんとの御縁」 再掲

2021-12-16 | Weblog

以下、五ヶ月前の七月二十六日にアップしたブログの、情報欄のみを更新したものです。

コロナ禍下の中止・延期を受けて、五ヶ月経って、ついに実現するのです。串田さん、松本の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

「悪魔をやっつけろ ~COVIDモノローグ~ 」松本公演・第二部では、串田和美さんとのトークセッションがあります。

まつもと市民芸術館総監督・串田和美さんとの出会いは、串田さん率いる自由劇場の観客として一方的に存じ上げていただけだった後に、齋藤憐さんのお宅で偶然お会いしたのが最初ではないかと思う。

そして、イギリス、ノッティングヒルのゲート・シアターで、私の戯曲『くじらの墓標』が上演されることになり、芸術監督のデビッド・ファーが『エルトン・ジョンの眼鏡』をウエストエンドでヒットさせたため、スケジュールの調整で演出が難しくなり、急遽、シアターコクーンの芸術監督を退いたばかりでロンドンに長期滞在を決めていたの串田さんが演出してくださることになったのだ。1998年3月のことである。コンプリシテのリロ・バウア、クライブ・メンデスらも出演してくれた。2005年5月、まつもと市民芸術館オープニングの一つとして、私が作・演出した『いとこ同志』に渡辺美佐子さんと串田さんが相手役として出演してくださった。なんだかんだと御縁が続いているのである。

そして、私が「悪魔をやっつけろ」をやるに当たって、串田さんの、場所を選ばない一人芝居のシリーズの、自由さ、独自さを、想起しないはずはない。

大先輩の胸を借りての、松本公演です。

昼2時半からの上演ですが、なんとかいらしていただければ、と思う。

 

 

〈松本公演〉

12月19日(日)午後2時(2部構成、休憩あり)

信毎メディアガーデン1Fホール

長野県松本市中央2-20-2 松本駅から徒歩約8分

https://www.shinmai-mediagarden.jp/event/3469.html

【第1部】坂手洋二のドラマティックリーディング(劇的朗読)『悪魔をやっつけろ』〜COVIDモノローグ〜

【第2部】トークセッション 串田和美&坂手洋二 演出家の串田和美氏と坂手洋二氏とのトークセッション。コロナが私たちの社会や価値観ににもたらしたことについて、演劇を通じて社会との対話を続ける二人の演劇人が語り合います。

 

【全席自由(税込み)】

前売 一般2,000円  U25(25歳以下)1,000円

当日 一般2,500円  U25(25歳以下)1,000円

【前売券プレイガイド】

・窓口 信毎メディアガーデン1Fまちなか情報局 (9:00〜18:30) ※12/18(土)まで販売

【お問合せ】

信濃毎日新聞松本本社まちなか情報局 0263-32-1150(平日9時〜17時)

【主催】

 信毎メディアガーデン

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