3月1日。
本日は71年めの「ビキニ・デー 」。
第五福竜丸が被災した日。
一昨年、『わが友、第五福竜丸』をツアーも含めて上演していた。
第五福竜丸平和協会との共催。昨年ノーベル平和賞を受けた日本原水爆被害者団体協議会からの協賛を受けた。
直接的な発言をできる方々がご高齢になられてしまっている時の推移、発言される第五福竜丸の元乗員がいなくなってしまっている現在、受けつぐ、語り継ぐことを越えて、この事実が風化しないように努力を継続したい。
71年前の3月1日、午前6時45分、太平洋・マーシャルで、水爆ブラボーの爆破実験が行われた。
その後の夥しい核実験の数々は、第五福竜丸の悲劇を人類が知った上で、行ってきたのだ。
この国の人たちは、「日本が戦争をしなくなった後の時代に生きている」という前提でものを考えがちなわけだが、ほんとうに、戦争のない平和の実現ためには、そのような思い込みの上で物事を判断してはならない。
ロシアがウクライナに侵略したことは、紛う事なき事実だ。侵略の被害に遭った国に譲歩を求めることは、間違っている。シンプルな話だ。アメリカ大統領たちの恫喝と脅迫は、本当に非道だ。
そしてここ二日間、〈日韓演劇交流センター〉と韓国の〈韓日演劇交流協議会〉が相互に隔年で行っているドラマリーディングが始まり、来日されている韓国からの人たちとお話しする時間が長かった。
3月1日は、韓国に於いては「三一節」。つまり、1919年3月1日の三・一独立運動を記念する日である。
そういう巡り合わせの日であった。
イベント詳細は御覧ください。
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写真は、一昨年、第五福竜丸展示館にて。
撮影・姫田蘭。