「本当のことを言おうか」と言われてドキッとしない人はいないだろう。
私が谷川俊太郎さんについて言及してきたときの半分以上は、この言葉についてだった。
「本当のことを言おうか」はコミュニケーションに於けるジョーカーであり、最終兵器である。
強度を持った言葉を創造する人だった。
演劇界の人間に与えた影響も大きい。
日常語がだらしなく垂れ流されるSNSの時代にも、谷川俊太郎さんのような存在は怯まないで立ち続けてゆけるはずだと信じる。
一瞬、「太郎の屋根に雪降り積む」も谷川さんかと勘違いしました。別役実さんが戯曲にしたからですね、「太郎の屋根に雪降り積む」は、三好達治さんでした。
御冥福をお祈りする。
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