Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

『草の家』 本日は夜19:00の開演です

2021-02-09 | Weblog

『草の家』下北沢ザ・スズナリ公演、本日は夜19:00の開演です。

平日、夜の7時に開演するなんて、平時でしたら当たり前のことですが、この状況下では特例ということになってしまいます。

会社等のお仕事、学校帰りに、観劇できる、平日ならではの時間帯です。(と言って、当たり前すぎて唸ってしまう)

上演時間は一時間四十分、お帰りもそんなに遅くにはなりません。

当日券ございます。

ぜひお越しください。

 

写真、鴨川てんし、さとうこうじ。撮影・姫田蘭。

 

 

以下、『草の家』 当日パンフレットに私が書いた 「ごあいさつ」です。

 

ご来場ありがとうございます

 

守安久二子さんの『草の家』に出会ったのは、〈アートヴィレッジTOON戯曲賞2018〉で審査員を務めたときだ。いずれの候補作もクオリティーは高かったが、『草の家』の大賞受賞は、文句なしだった。

誠実で気持ちの良い作品だ。ここ数年のさまざまな新人作品の中で、生活を、それぞれの人間の感じることを、劇の形を通してオーソドックスに示すクオリティーの高さは、群を抜いているのではないかと思う。

作者・守安久二子さんが、58歳にして初めて書いた、長編第一作である。劇作を学ぶにあたっては、関西の劇作家・田辺剛さんの指導を受けている。

守安さんは、岡山在住。東京杉並区出身で、結婚を機に岡山に移ったという。岡山出身で杉並に住む私とは、逆コースということになる。

古い商家の営みと家族たちの変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。

登場人物の肉付けがしっかりしている。戯曲を読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいなどと思うことは滅多にないが、じっさいにそう思わされたし、それは一部、実現した。

舞台は、もう営業していない、「はかり屋」だった旧家。舞台上にある、はかり、計器類の小道具は、「計量器登録店」の認章も含め、すべてホンモノである。産業の発展にとって、パブリックな価値観を支える計器の存在は、とても重要だった。それを仕事にする者たちには、独特の矜持があった。

その場所に立って、それらが活きていたときの空気を感じるだけで、「あの頃」が、匂い立つ。かつての暮らしが、迫ってくる。考えてみれば、こんなにまるごとリアリズムの劇を作るのは、初めてかもしれない。

私も含め岡山出身者も複数いる現場だが、ここまで全篇にわたって岡山弁で語られる劇は、なかなかないはずで、これはこれでたいへん微妙な世界なのである。

劇中、歌を詠み同人誌に投稿する「陽さん」のエピソードが出てくるが、私は川柳を嗜んだ亡き祖母のことを思い出していた。

 

緊急事態宣言が出される中、黙々と稽古を続けた。寒さに耐えながら、窓を開け終始換気している稽古場に、違和感を感じなくなっていた。

コロナ禍発生から一年。いろいろなことがあった。厳しい状況が続く中、新たな出会いもあった。支え合うことの大切さを、あらためて知った。

過酷な現実に堪えつつ、過去と未来を大切に思う心を、皆様と共有することができれば幸いです。

 

…………  …………  …………  …………

 

燐光群『草の家』 絶賛前売中です!!

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

TOON戯曲賞で審査員として『草の家』を推したことには、理由がある。古い商家の営みと家族制度の変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいな、などと思うことは、滅多にないのだが、家族たちの生き生きとしたやり取りが、それだけ魅力的だった。岡山から頼もしい作家が誕生したことを、心から喜んでいる。

 

…………  …………  …………  …………

  

旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

詳細はこちらを御覧ください

http://rinkogun.com/Kusa_no_Ie.html

 

【ご予約・お問合せ】
燐光群/(有)グッドフェローズ   03-3426-6294
http://rinkogun.com/

 

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『草の家』 アフタートークに、山口二郎さん登壇 2/12(金) 14:00の回

2021-02-08 | Weblog
政治学者の山口二郎さんが、『草の家』 アフタートークに登壇されます。
2/12(金) 14:00の回です
 
山口二郎さんのプロフィールは下記のとおりです
1958年岡山市生まれ
坂手洋二氏の中学校の先輩
1981年東京大学法学部卒、北海道大学を経て現在法政大学法学部教授
専門は政治学
崩れゆく日本の民主政治を立て直すために奮闘している
著書に『民主主義は終わるのか』(岩波新書)など
 

-- 

別な回に山口二郎さんの他にもゲストをお招きし、アフタートークをさせていただきます
 

2/11(木) 18:00
鈴木美恵子(シアターねこ代表)
守安久二子(劇作家)
 
2/12(金) 14:00
山口二郎(政治学者)
 
2/13(土) 18:00
守安久二子(劇作家)
 
2/14(日) 14:00
豊田勇二(編集制作者)
守安久二子(劇作家)
 
2/16(火) 14:00
ふじたあさや(劇作家・演出家)
 
 
 

 

以下、『草の家』 当日パンフレットに私が書いた 「ごあいさつ」です。

 

ご来場ありがとうございます

 

守安久二子さんの『草の家』に出会ったのは、〈アートヴィレッジTOON戯曲賞2018〉で審査員を務めたときだ。いずれの候補作もクオリティーは高かったが、『草の家』の大賞受賞は、文句なしだった。

誠実で気持ちの良い作品だ。ここ数年のさまざまな新人作品の中で、生活を、それぞれの人間の感じることを、劇の形を通してオーソドックスに示すクオリティーの高さは、群を抜いているのではないかと思う。

作者・守安久二子さんが、58歳にして初めて書いた、長編第一作である。劇作を学ぶにあたっては、関西の劇作家・田辺剛さんの指導を受けている。

守安さんは、岡山在住。東京杉並区出身で、結婚を機に岡山に移ったという。岡山出身で杉並に住む私とは、逆コースということになる。

古い商家の営みと家族たちの変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。

登場人物の肉付けがしっかりしている。戯曲を読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいなどと思うことは滅多にないが、じっさいにそう思わされたし、それは一部、実現した。

舞台は、もう営業していない、「はかり屋」だった旧家。舞台上にある、はかり、計器類の小道具は、「計量器登録店」の認章も含め、すべてホンモノである。産業の発展にとって、パブリックな価値観を支える計器の存在は、とても重要だった。それを仕事にする者たちには、独特の矜持があった。

その場所に立って、それらが活きていたときの空気を感じるだけで、「あの頃」が、匂い立つ。かつての暮らしが、迫ってくる。考えてみれば、こんなにまるごとリアリズムの劇を作るのは、初めてかもしれない。

私も含め岡山出身者も複数いる現場だが、ここまで全篇にわたって岡山弁で語られる劇は、なかなかないはずで、これはこれでたいへん微妙な世界なのである。

劇中、歌を詠み同人誌に投稿する「陽さん」のエピソードが出てくるが、私は川柳を嗜んだ亡き祖母のことを思い出していた。

 

緊急事態宣言が出される中、黙々と稽古を続けた。寒さに耐えながら、窓を開け終始換気している稽古場に、違和感を感じなくなっていた。

コロナ禍発生から一年。いろいろなことがあった。厳しい状況が続く中、新たな出会いもあった。支え合うことの大切さを、あらためて知った。

過酷な現実に堪えつつ、過去と未来を大切に思う心を、皆様と共有することができれば幸いです。

 

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燐光群『草の家』 絶賛前売中です!!

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

TOON戯曲賞で審査員として『草の家』を推したことには、理由がある。古い商家の営みと家族制度の変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいな、などと思うことは、滅多にないのだが、家族たちの生き生きとしたやり取りが、それだけ魅力的だった。岡山から頼もしい作家が誕生したことを、心から喜んでいる。

 

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旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

詳細はこちらを御覧ください

http://rinkogun.com/Kusa_no_Ie.html

 

【ご予約・お問合せ】
燐光群/(有)グッドフェローズ   03-3426-6294
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『草の家』 当日券ございます

2021-02-07 | Weblog

『草の家』上演中です。

当日券ございます。

なにしろ緊急事態宣言が出る状況の中で、通常の公演に比べて告知が大幅に遅れました。開幕した時点でも公演があることを知らずにいらっしゃる方もあったようです。

下北沢ザ・スズナリで、お待ちしています。

 

 

写真、左より、円城寺あや、間宮啓行。撮影・古元道広。

 

 

以下、『草の家』 当日パンフレットに私が書いた 「ごあいさつ」です。

 

ご来場ありがとうございます

 

守安久二子さんの『草の家』に出会ったのは、〈アートヴィレッジTOON戯曲賞2018〉で審査員を務めたときだ。いずれの候補作もクオリティーは高かったが、『草の家』の大賞受賞は、文句なしだった。

誠実で気持ちの良い作品だ。ここ数年のさまざまな新人作品の中で、生活を、それぞれの人間の感じることを、劇の形を通してオーソドックスに示すクオリティーの高さは、群を抜いているのではないかと思う。

作者・守安久二子さんが、58歳にして初めて書いた、長編第一作である。劇作を学ぶにあたっては、関西の劇作家・田辺剛さんの指導を受けている。

守安さんは、岡山在住。東京杉並区出身で、結婚を機に岡山に移ったという。岡山出身で杉並に住む私とは、逆コースということになる。

古い商家の営みと家族たちの変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。

登場人物の肉付けがしっかりしている。戯曲を読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいなどと思うことは滅多にないが、じっさいにそう思わされたし、それは一部、実現した。

舞台は、もう営業していない、「はかり屋」だった旧家。舞台上にある、はかり、計器類の小道具は、「計量器登録店」の認章も含め、すべてホンモノである。産業の発展にとって、パブリックな価値観を支える計器の存在は、とても重要だった。それを仕事にする者たちには、独特の矜持があった。

その場所に立って、それらが活きていたときの空気を感じるだけで、「あの頃」が、匂い立つ。かつての暮らしが、迫ってくる。考えてみれば、こんなにまるごとリアリズムの劇を作るのは、初めてかもしれない。

私も含め岡山出身者も複数いる現場だが、ここまで全篇にわたって岡山弁で語られる劇は、なかなかないはずで、これはこれでたいへん微妙な世界なのである。

劇中、歌を詠み同人誌に投稿する「陽さん」のエピソードが出てくるが、私は川柳を嗜んだ亡き祖母のことを思い出していた。

 

緊急事態宣言が出される中、黙々と稽古を続けた。寒さに耐えながら、窓を開け終始換気している稽古場に、違和感を感じなくなっていた。

コロナ禍発生から一年。いろいろなことがあった。厳しい状況が続く中、新たな出会いもあった。支え合うことの大切さを、あらためて知った。

過酷な現実に堪えつつ、過去と未来を大切に思う心を、皆様と共有することができれば幸いです。

 

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燐光群『草の家』 絶賛前売中です!!

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

TOON戯曲賞で審査員として『草の家』を推したことには、理由がある。古い商家の営みと家族制度の変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいな、などと思うことは、滅多にないのだが、家族たちの生き生きとしたやり取りが、それだけ魅力的だった。岡山から頼もしい作家が誕生したことを、心から喜んでいる。

 

…………  …………  …………  …………

  

旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

詳細はこちらを御覧ください

http://rinkogun.com/Kusa_no_Ie.html

 

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よくわからないまま Clubhouse に入る

2021-02-06 | Weblog

芝居の宣伝にも使えると言われ、今日の午後、ひょんなことからよくわからないまま clubhouse に入る。

まだよくわからないのでいろいろ教えていただけると幸いである。

新しいものにはすぐに手を出さないことが多い私にしては珍しいことである。

(LINEも始めたばかりだ)

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『草の家』 当日パンフレットの 「ごあいさつ」

2021-02-06 | Weblog

『草の家』 当日パンフレットに私が書いた 「ごあいさつ」です。

 

ご来場ありがとうございます

 

守安久二子さんの『草の家』に出会ったのは、〈アートヴィレッジTOON戯曲賞2018〉で審査員を務めたときだ。いずれの候補作もクオリティーは高かったが、『草の家』の大賞受賞は、文句なしだった。

誠実で気持ちの良い作品だ。ここ数年のさまざまな新人作品の中で、生活を、それぞれの人間の感じることを、劇の形を通してオーソドックスに示すクオリティーの高さは、群を抜いているのではないかと思う。

作者・守安久二子さんが、58歳にして初めて書いた、長編第一作である。劇作を学ぶにあたっては、関西の劇作家・田辺剛さんの指導を受けている。

守安さんは、岡山在住。東京杉並区出身で、結婚を機に岡山に移ったという。岡山出身で杉並に住む私とは、逆コースということになる。

古い商家の営みと家族たちの変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。

登場人物の肉付けがしっかりしている。戯曲を読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいなどと思うことは滅多にないが、じっさいにそう思わされたし、それは一部、実現した。

舞台は、もう営業していない、「はかり屋」だった旧家。舞台上にある、はかり、計器類の小道具は、「計量器登録店」の認章も含め、すべてホンモノである。産業の発展にとって、パブリックな価値観を支える計器の存在は、とても重要だった。それを仕事にする者たちには、独特の矜持があった。

その場所に立って、それらが活きていたときの空気を感じるだけで、「あの頃」が、匂い立つ。かつての暮らしが、迫ってくる。考えてみれば、こんなにまるごとリアリズムの劇を作るのは、初めてかもしれない。

私も含め岡山出身者も複数いる現場だが、ここまで全篇にわたって岡山弁で語られる劇は、なかなかないはずで、これはこれでたいへん微妙な世界なのである。

劇中、歌を詠み同人誌に投稿する「陽さん」のエピソードが出てくるが、私は川柳を嗜んだ亡き祖母のことを思い出していた。

 

緊急事態宣言が出される中、黙々と稽古を続けた。寒さに耐えながら、窓を開け終始換気している稽古場に、違和感を感じなくなっていた。

コロナ禍発生から一年。いろいろなことがあった。厳しい状況が続く中、新たな出会いもあった。支え合うことの大切さを、あらためて知った。

過酷な現実に堪えつつ、過去と未来を大切に思う心を、皆様と共有することができれば幸いです。

 

 

 

写真、左より、円城寺あや、川中健次郎、間宮啓行。撮影・姫田蘭。

 

…………  …………  …………  …………

 

燐光群『草の家』 絶賛前売中です!!

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

TOON戯曲賞で審査員として『草の家』を推したことには、理由がある。古い商家の営みと家族制度の変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいな、などと思うことは、滅多にないのだが、家族たちの生き生きとしたやり取りが、それだけ魅力的だった。岡山から頼もしい作家が誕生したことを、心から喜んでいる。

 

…………  …………  …………  …………

  

旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

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燐光群『草の家』 本日初日

2021-02-06 | Weblog

燐光群『草の家』、本日初日。

 

守安久二子という岡山在住の新人作家を、東京で初めて披露できるのは、私たちの喜びです。

この切実かつ繊細な世界、人々の心の機微を、キャスト・スタッフ一丸となって、お届けします。

 

昨日、プレビュー開幕に続き、燐光群『草の家』、本日、正式初日です。

当日券ございます。

 

写真、左より、間宮啓行、さとうこうじ、猪熊恒和、鴨川てんし。撮影・姫田蘭。

 

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燐光群『草の家』 絶賛前売中です!!

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

TOON戯曲賞で審査員として『草の家』を推したことには、理由がある。古い商家の営みと家族制度の変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいな、などと思うことは、滅多にないのだが、家族たちの生き生きとしたやり取りが、それだけ魅力的だった。岡山から頼もしい作家が誕生したことを、心から喜んでいる。

 

…………  …………  …………  …………

  

旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

詳細はこちらを御覧ください

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締切間近 ! 谷 賢一講師よる「劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ」 参加俳優募集 !!

2021-02-05 | Weblog

締切間近 ! 

谷 賢一講師よる「劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ」 参加俳優募集中 !

募集締切は、2月7日(日) 23:59 。

劇作家協会が劇作家と俳優をダイレクトに結ぶ、得がたい企画です。

ふるってご参加ください。

 

初のオンライン開催。

 

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オンライン開催!せりふを読んでみよう

── 劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ ──
第12回 講師:谷 賢一

 

「氷山を見つける」

台詞は氷山の一角だ、とよく言われます。言葉になった「ありがとう」という台詞の裏に、大きな大きな氷山が隠れています。感情、気分、本音と建前、意思、目的、状況、歴史、人間関係、エトセトラ・エトセトラ……。つまり俳優は氷山の一角である台詞を表現するために、水面下に大量の氷山=エネルギーや意思を持たなくてはなりません。これを古来よりサブテキストと言うわけです。このワークショップでは劇作家自ら台詞のサブテキストを掘り起こし、俳優たちと氷山を見つけることを目指します。

講師:谷 賢一
劇作家・演出家・翻訳家。DULL-COLORED POP主宰。1982年福島県生まれ、千葉県育ち。明治大学演劇学専攻、University of Kent at Canterbury, Theatre and Drama Study (ケント大学演劇学科/イギリス)で学んだのちに劇団を旗揚げ。
2013年、翻訳・演出を手がけた『最後の精神分析 フロイトvsルイス』(作:マーク・セント・ジャーメイン)で小田島雄志翻訳戯曲賞、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。福島県と原発の歴史を3部構成で描いた『福島三部作』で、2020年に岸田國士戯曲賞と鶴屋南北戯曲賞をダブル受賞(南北賞の対象は第二部『1986年:メビウスの輪』)。
デヴィッド・ルヴォー、シディ・ラルビ・シェルカウイ、フィリップ・ドュクフレなど海外アーティストとのコラボレーション作品も多数発表。近作に『人類史』(作・演出)、『エブリ・ブリリアント・シング』(翻訳・演出)など。
DULL-COLORED POPでは今年2021年、プロから観客までを幅広く対象とした演劇学校を開設。

▽ スケジュール/オンライン開催(Zoom使用) 
2021年 2月17日(水)・18日(木)・19日(金)開催! 全3日
全日程13:00ー18:00
 17日(水) オリエンテーション(約30分)+稽古
 18日(木) 稽古
 19日(金) 稽古+16:00 トークセッション

▽ テキスト
谷 賢一『戯曲 福島三部作』(而立書房/単行本2,200円、電子書籍1,760円)
 テキストは各自で事前にご用意ください。お早めのご入手をおすすめします。
 書店・インターネット書店で取扱いあり。あるいは図書館でお借りください
 電子書籍版可(テキストを見ながらオンラインWSが受けられるようご注意ください)
 
2月19日(金) 16:00 トークセッション
[登壇] 谷 賢一 坂手洋二 中津留章仁 村野玲子
 
 
 お申込み
   [受講] 俳優 応募受付期間=2021年1月29日(金)〜2月7日(日)
   [アーカイブ公開] YoutTubeで公開。申込みは不要です

募集要項

[対象と定員]

 ・俳優:12〜16名
 **今回は劇作家聴講生の募集はありません。YouTubeで全日程を公開しますのでごちらをご視聴ください。
[応募受付期間]
 ・2021年1月29日(金)0:00〜2月7日(日)23:59
[応募先]
[選考]
 ・応募後3日以内に受付確認メールをお送りします(土日祝はやや遅れる場合があります)。
 ・書類選考ののち、2月10日(水)夜までに参加の可否をメールでご連絡します。
 ・上記アドレスからのメールが受信できるようご設定ください。
[受講料]
3日間 3,000円 (テキストは別途ご自身でご用意ください)
・書類選考後、受講の決まった方に振込先をお知らせいたします。
・2月15日(月)までに必ずお振込みをお願いします。

[応募条件]
・年齢20歳以上
・舞台経験2年以上
・プロの俳優として生計を立てていくことを目標にしている方、特に戯曲の読解を学びたい方
・全3日間の参加が可能な方。遅刻・早退不可
<オンライン開催にあたり>
・Zoomの使用が可能なこと
・ワークショップの開始から終了まで、安定した常時接続が可能なこと
・声が出せる環境であること(台詞を支障なく読めること)
**回線トラブルの多い環境でのご参加はお控えください。
**Zoom使用方法のレクチャーはWS中には行いません。ご自身で事前にご確認ください。
<記録映像の公開にあたり>
・全3日間のZoom映像が無料公開されることを、ご了承のうえご応募ください

[応募方法]
・件名を「せりふワークショップ応募」とし、以下の書類を添付してメールでお送りください。
1)経歴書 Word ⇐ ダウンロードのうえご使用ください
2)写真  バストアップと全身の2枚


《全3日間をアーカイブ公開!》
ワークショップを期間限定でYouTubeでご視聴いただけます。
講師・谷賢一が自作「福島三部作」のサブテキストの掘り起こしを、受講生とともに進める3日間。
俳優の方はもちろん、特に若手劇作家・劇作志望の方にぜひご視聴をおすすめします。
観客の方もぜお楽しみください。配信チャンネルは追ってご案内いたします。
 
 
http://www.jpwa.org/main/activity/serifu
 
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『草の家』公演は平日夜19:00〜 の回もあります

2021-02-04 | Weblog

『草の家』公演は平日夜19:00〜 の回もあります。

平日にお仕事を終えた後、お越しいただけると幸いです。

夜19:00〜  の回は、2月9日(火)・15日(月)・17日(水)の3ステージです。

 

プレビュー以外に、祝日と土曜日に、一時間早く始まる 夜18:00〜  の回もあります。

夜18:00〜  の回は、2月5日(金・プレビュー)・11日(木・祝日)・13日(土)の3ステージです。

 

 

燐光群『草の家』 いよいよ明日スタート、プレビューです。

本日、ゲネプロです。

写真は、稽古場に飾った、計量器登録店の資格監察の鉄板、岡山県の認可したもの。昭和の時代の、正真正銘のホンモノです。撮影・姫田蘭。

 

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燐光群『草の家』 絶賛前売中です!!

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

TOON戯曲賞で審査員として『草の家』を推したことには、理由がある。古い商家の営みと家族制度の変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいな、などと思うことは、滅多にないのだが、家族たちの生き生きとしたやり取りが、それだけ魅力的だった。岡山から頼もしい作家が誕生したことを、心から喜んでいる。

 

…………  …………  …………  …………

  

旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

詳細はこちらを御覧ください

http://rinkogun.com/Kusa_no_Ie.html

 

【ご予約・お問合せ】
燐光群/(有)グッドフェローズ   03-3426-6294
http://rinkogun.com/

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間宮啓行とフォルスタッフ  『草の家』、2月5日18:00 プレビュー

2021-02-04 | Weblog

燐光群『草の家』 いよいよ2月5日18:00 プレビューです。

本日、ゲネプロです。

 

写真は、間宮啓行。稽古場最後の通しのとき。撮影・姫田蘭。

間宮さんは、『サイパンの約束』以来の燐光群出演。

今回は、もともとシェイクスピア俳優として活躍されていた間宮さんと、稽古場でフォルスタッフの話をしたりしたのも、楽しかったです。

間宮さんは、十年近くにわたって三演を重ねたメメントC『大平洋食堂』(作・嶽本あゆ美 演出・藤井ごう)では、主人公・大石誠之助を演じてきました。
 
 
 
『大平洋食堂』について

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/9c38106979868a4f89f1b2491dfc504b

 

間宮さんは、『サイパンの約束』では渡辺美佐子さんの相手役でした

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/a974199bf777ee78affae32ec2570c73

 

 

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燐光群『草の家』 絶賛前売中です!!

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

TOON戯曲賞で審査員として『草の家』を推したことには、理由がある。古い商家の営みと家族制度の変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいな、などと思うことは、滅多にないのだが、家族たちの生き生きとしたやり取りが、それだけ魅力的だった。岡山から頼もしい作家が誕生したことを、心から喜んでいる。

 

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旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

詳細はこちらを御覧ください

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【ご予約・お問合せ】
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燐光群『草の家』、劇場での場当たり開始

2021-02-03 | Weblog

燐光群『草の家』、劇場での場当たり開始しました。

夕方からだったので、まだ三分の一のところまで。今日は最後まで行きます。

リアリズムのセットですが、あのスズナリの舞台に、ほんとうにホンモノばかりを使った「はかり屋」が再現されているので、ある意味、シュールです。

左より、間宮啓行、円城寺あや、川中健次郎。撮影・古元道広。

 

絶賛前売中です!!

 

燐光群『草の家』

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

TOON戯曲賞で審査員として『草の家』を推したことには、理由がある。古い商家の営みと家族制度の変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいな、などと思うことは、滅多にないのだが、家族たちの生き生きとしたやり取りが、それだけ魅力的だった。岡山から頼もしい作家が誕生したことを、心から喜んでいる。

 

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旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

詳細はこちらを御覧ください

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韓国現代戯曲ドラマリーディングX アフタートークとシンポジウム動画を、無料で公開

2021-02-03 | Weblog

韓国現代戯曲ドラマリーディングX 終了しました。

こんな御時世ですが、ほぼ満席となりました。

各回アフタートークとシンポジウム「これからの日韓演劇交流」の様子を無料で公開します。

緊急事態宣言を受けて、客席半減を余儀なくされたり、中止にしたトーク等もあるからです。

期間限定2/14までの公開です。ぜひ御覧ください。

 

https://tckj.org/?fbclid=IwAR1cSl_3VM15LUZG0UxnMK3Nv8rhEt9W2wJQfWtnPAcLxvaupQ8pL4fuBzs

 

『激情万里』アフタートーク 南慎介×キム・ミョンゴン
https://youtu.be/5-0jpEUdrjk

『椅子は悪くない』アフタートーク 鄭義信×ソン・ウッキョン
https://youtu.be/iu9o28qXdMY

『加害者探求‐付録:謝罪文作成ガイド』アフタートーク 西尾佳織×ク・ジャヘ
https://youtu.be/vAKSmCpMBAc

日韓演劇交流センター・シンポジウム「これからの日韓演劇交流」
https://youtu.be/8qdObyaYPDk


2021/1/20追加:
紹介作家インタビューをHPに公開しました。

01 キム・ミョンゴンさんインタビュー(聞き手=石川樹里)
02 ソン・ウッキョンさんインタビュー(聞き手=上野紀子)
03 ク・ジャへさんインタビュー(聞き手=洪明花)

 

 

写真は、『加害者探求‐付録:謝罪文作成ガイド』作:ク・ジャヘ 翻訳:洪明花 演出:西尾佳織

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自立した国旗なら批判に耐えるべきである

2021-02-02 | Weblog

報道によると、自民党高市早苗・前総務相は、「国旗損壊罪」新設する刑法改正案を出そうとしているという。

外国の国旗の損壊や汚損を禁止している刑法92条「外国国章損壊罪」が存在するのに、日本の国旗を損壊してもお咎めナシなのがおかしいのだそうだ。

刑法92条は外国政府の請求がなければ公訴を提起できない。他の国との円滑な国交関係を守るためのものである。旗一般についての法律ではない。

国旗を批判することを阻むのは、憲法21条が保障する表現の自由、19条の思想・良心の自由に、抵触する。国家を批判するために必要な手段なら、許されるべきだ、

 

かつて沖縄国体の開会式で日本の戦争・戦後責任を問う意味で日の丸を燃やした知花昌一さん。彼を主人公にした戯曲『海の沸点』を書いた私は、法律違反を讃えたということになるのか?

そもそも私が19歳で初めて演出した劇は、ラストシーン、発泡スチロールで作った巨大な日の丸のスクリーンにドラム缶を投げて破壊するというものだった。あれは今後はやっちゃいけないってことになるのか。

 

土井敏邦監督のドキュメンタリー映画『"私"を生きる』は、卒業式や入学式で国家である君が代の斉唱・起立を職務命令で強制されることなどに抵抗する、三人の教師たちを描いている。この映画の「『”私”を生きる』は教育論を超えて、自分が自分であるために歩んできた人々の物語である」という主張は重要であると思う。

 

国旗自身もまた、「国旗が国旗であるために」、いかなる感想、批評も拒否してはならないと思う。法律で守られなければならない国旗なんて、自立した国旗と言えるのか、である。

 

 

『海の沸点』は文庫本になっていて、Amazonでも買えます。

https://www.amazon.co.jp/坂手洋二-海の沸点-沖縄ミルクプラントの最后-ピカドン・キジムナー-ハヤカワ演劇文庫/dp/4151400176

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燐光群『草の家』、きょうは劇場仕込みの日

2021-02-01 | Weblog

燐光群『草の家』、きょうは劇場仕込みの日。

今回は、最近の中では傾向の違ったセットである。

劇場内に、家が建つのである。

 

今回、燐光群に初出演となるのが、昨年暮の劇団印象-indian elephant-「エーリヒ・ケストナー~消された名前~」で、堂々たるヒロインぶりを見せた、山村茉梨乃さんである。

左より、町田敬介、樋尾麻衣子、山村茉梨乃。撮影・姫田蘭。これは、稽古場での写真。

 

絶賛前売中です!!

 

燐光群『草の家』

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

TOON戯曲賞で審査員として『草の家』を推したことには、理由がある。古い商家の営みと家族制度の変遷をリアルに描きつつ、「不在の人物を思う」という仕組みを手に入れ、人間関係が密度濃く絡み合い、緊迫度を保った。読み進めながら、この役をあの俳優にやらせてみたいな、などと思うことは、滅多にないのだが、家族たちの生き生きとしたやり取りが、それだけ魅力的だった。岡山から頼もしい作家が誕生したことを、心から喜んでいる。

 

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旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

詳細はこちらを御覧ください

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『草の家』 稽古場は今日まで

2021-02-01 | Weblog

燐光群『草の家』、稽古場は今日まで。

通し稽古、ノート(私の現場は世に「ダメ出し」とも呼ばれる時間をそう名づけている)を終えて、今日最終日の韓国現代戯曲ーディングの最後のシンポジウムに、一応Zoomで顔を出す。

移動中はスマホでZoomを聞いている。イレギュラーだが、もう2回目。慣れるといえばすぐ慣れる。Zoomに顔を出せるところに辿りついて、文字通り、顔を出す。

 

稽古場での稽古はもうない、なんだかそれも不思議な感じがする。セットは部分仮組みだが、稽古場の懐かしい空気が芝居にしっくりきていたのだ。

畳のある舞台は久しぶり。

窓が開いて終始換気している稽古場に、何の違和感もなくなっていた。これから劇場を、どう感じるだろうか。

 

左より、間宮啓行、円城寺あや、鴨川てんし。撮影・姫田蘭。

 

絶賛前売中です!!

 

燐光群『草の家』

作:守安久二子 演出:坂手洋二

2月5 日(金)〜18日(木) 下北沢ザ・スズナリ

 

本作『草の家』は、愛媛県東温市の文化芸術によるまちづくり活動の一端として、次代を担う劇作家を地域から発掘するために設けられた「アートヴィレッジTOON戯曲賞」において、2018年に大賞と観客賞を受賞した戯曲です。執筆時58歳の作者による初の長編作品でありながら、高い評価を得ています。

私は、舞台となる岡山の出身。岡山弁を多く使う芝居で、俳優たちも奮闘しています。

 

以下、「アートヴィレッジTOON戯曲賞」のさいの、私の「草の家」選評です。

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…………  …………  …………  …………

  

旧商家の門構えのまま残る「藤井計機商店」、通称「はかりや」。
店を継いだ四人兄弟の長男・悟志の三回忌を迎える、初夏。
家を支えていた悟志の妻・陽(ハル)が病に倒れ、老いた母・芳を残し、入院する。
集まった兄弟たち、家族たち。
家の処分、跡継ぎのこと、陽への思い、そしてそれぞれの過去、現在、未来が、錯綜する。

 

囲まれて生きるしあわせ ふしあわせ いずれ一人の草の家にて

ふるさとの川土手の柿たわわにて 草の家には人影のなし

 

間宮啓行 円城寺あや さとうこうじ
鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
樋尾麻衣子 山村茉梨乃 町田敬介

 

【STAFF】 照明○竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) / 音響○島猛(ステージオフィス) / 舞台監督○青木規雄 森下紀彦 / 美術○加藤ちか+じょん万次郎 / 衣裳○小林巨和 / ウィッグ◯高橋幸子 擬闘◯山村秀勝 / 演出助手○村野玲子 / 文芸助手○清水弥生 久保志乃ぶ / 音響操作◯中山美里 / 舞台収録・写真撮影○姫田蘭 / 宣伝意匠○高崎勝也 / 協力○浅井企画 劇団印象-indian elephant- / 制作○古元道広 近藤順子 / 制作インターン○加藤七穂 / 主催○有限会社グッドフェローズ

 

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