ついにかーたん主催の音楽教室の発表会がやってきた。これは、クリスマスと並んで、かーたんの年間の最大のイベントである。
早朝、ギブアウェイやら衣装やらを詰め込んだ特大のリモワを引きずって門の外に出、オカブがタクシーを誘導してくる。荷物を積み込み、はや出発。20分ほどの行程である。
現地に着いてまずは会場の設営。それから先生方のお昼のお弁当を買ってこなければならない。10時からはもうリハーサルの開始。目も回る忙しさだ。ここで照明、音響の調整や、盛り花の搬入などをこなさなければならない。先生方の篤い助けがなければとてもこなせない。
そして午後1時半本番開演。まずは幼稚園生から・・・拙いながらも真剣にピアノに向かって弾く表情はなんとも可愛い。
10分の休憩を挟んで後半。小学6年生の二大スターは今年はモーツァルトとベートーヴェン。素晴らしい演奏だった。
ちなみにオカブの今年のフルート演奏はラヴェルの『逝ける王女のためのパヴァーヌ』。練習時間が取れないので、テクニック的に簡単なものをという観点から選曲したのだが結果的に難曲だった。
大人の出演はオカブと、クラリネットとピアノのお父さん、それに最後の講師演奏のかーたん。今年はシューマンの歌曲とグノーの『ファウスト』からアリア。
お疲れ様でした。もうくたくたである。伴奏のTさん、司会のDさん、ありがとうございました。
帰りもタクシーに荷物を詰め込んでご帰館。6時を回っていた。サミットで鮨弁当でも買おうと買い物に出たら突然の驟雨。ずぶ濡れになりながらも、無事イベントが終わったことにビールの祝杯を挙げる。
五月雨に心込めたる晴れ着召し 素閑