早いもので、昨日正月を済ませたかと思ったら、もう今日は節分だ。
節分につきものの恵方巻きを買ってきて今日の夕飯。
恵方巻きは下北沢のスーパー「オオゼキ」の一角にある「梅ヶ丘・美登利寿司総本店」の謹製になるもの。
今年の恵方は西南西とのことでそちらを向いて、無言でこのジャンボ海苔巻をぱくつく。
しかし毎年この日になると、なんでこんな風習が広まったか不思議でならない。別にこんなものを食う義理もないのだが、かーたんが食いたいというので言うとおりにしている。まあ、目くじらを立てることもないし。
ただ、厄除け、招福なんて効能は信じない。
「災難に会う時節には災難に遭うがよく候。死ぬる時節には死ぬことがよく候。是、災難を除ける妙法にて候」との良寛の警句はなかなか味わい深い。いままで適当に生きてきたが、適当に美味いものも食った、行きたいところにも行った。これからどのような目に遭おうが文句を言えた立場ではない。
明日から春である。ただわが人生は晩秋と言ったところか。
世の定めみな頷けるかな節分や 素閑