さて、オカブ商会の新年度が始まって一か月弱が過ぎた。
非常に苦しい前期であったがなんとか乗り切った。
今期はどうなることやら。
しかし、こんな状況の中でも形ばかりの「キック・オフ・ミーティング」をしなければならぬ、と日曜の夕べ、名ばかり役員のかーたんと梅ヶ丘の美登利寿司総本店へでかけた。
実に庶民的な店とはいえ、鮨は鮨である。食えるだけでも御の字である。
まずは、冷たいビール。
勘八を切ってもらって、分厚く切った刺身をビールで喉を潤しながら平らげる。
次にビールから日本酒に切り替えて出羽桜。その次に八海山。
栄螺を刺身で切ってもらう。新鮮で歯ごたえがいい。
かーたんは海老、雲丹、イクラと好きなものを適当に食っている。
鮨だと、お腹にたまってしまうので鮟肝。
日本酒が進む。
締めに大トロと小肌を握ってもらってお仕舞。
結局、キックオフとは名ばかりで、ただ飲んで食っただけ。
まあ、「ええじゃないか」の精神である。
しかし、久しぶりに食う鮨は美味かった。
飲んで喰うだけならいつでもよい。また来よう。
銭金が心懸かりも鮨つまむ 素閑