かーたんもエルさんも子供と深いかかわりのある仕事をしている。
だから、昨今の子供や家庭を取り巻く環境には敏感だ。
さて、少子高齢化が叫ばれて久しい。
この問題には、社会保障費の増大、労働力の不足などといった弊害が指摘されるが、少子化だから人手不足になり経済が衰退する、という理屈だったら、今の政府・行政の施策は笑止千万である。
労働力不足→女性の戦力化という図式は、少子化をますます助長することは論を待たない。
女性がフルタイムの労働力となるには、当然、女性の高学歴化が必然となり、結婚年齢が高くなる。
当然、少子化である。
また、既に問題になりすぎている保育園不足などの、子育てのためのインフラの貧困さも、夫婦が子供を作ることを躊躇わせる。
これも、当然少子化である。
さらに、賃金の上昇カーヴが緩慢になり、若い夫婦は将来のために早期から貯蓄に励まなくなる一方で、生活水準への欲求は昔よりも格段に高くなり、そこに社会保障の不安による、子作りに対する心理的抵抗が増加する。
このような循環を見ていると、社会全体で、子供を産むな!と脅しをかけているようにしか見えない。
安心して子供を産み育てる環境の条件は、男性労働者の賃金のアップと賃金の上昇の先鋭化、雇用の保障、専業主婦の優遇、子育てのためのインフラの充実が求められる。
一方で、家庭の側も、子育て時期には奢偧な生活の抑制などが求められる。
昔のように6畳一間のアパート住まいで2人も3人も子供を育てていても、将来に夢のある社会。そういうものが求められている。
早急に「男女共同参画」など止めるべきである。女性が輝く社会=女性がフルタイムで働く社会、では決してない。
今日は、三茶の『お山のすぎの子』へかーたんと行った。
エルさんがお世話になった、マスターや女将さんやチーフに挨拶をかわし、大変厚いもてなしを受けた。
この『お山のすぎの子』は三茶の特筆すべき名店である。
土曜日の半そでシャツの心地よき 素閑