ポチの女房

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ライオンの隠れ家 第7話~第11話(最終話)

2024-12-22 21:28:40 | ドラマ
終わってしまいました。
毎週楽しみにしていたので、ロスになること、確実です。
『宙わたる教室』同様、最終話を前に、第1話から第10話まで見直しました。
普通なら第10話で事件が解決して、めでたしめでたしで、終わってもよいはずが。
プラス1話が最終話となりました。
元々ホームドラマとミステリードラマが混在した形のドラマでした。
自閉スペクトラム症の弟との二人暮らしに突然現れた正体不明の男の子。
平穏だった二人の生活に、ライオンと名乗る男の子が加わっての三人暮らし。
いろいろと考えさせられましたね。
まず、自閉スペクトラム症ということについての知識は、全く無かったのですが、ドラマを通じて、なんとなく理解できるようになりました。
障害者をもつきょうだいが、テーマなのかと思っていたのですが。
そう単純なドラマでは、ありませんでした。
ライオンは、どうやら生き別れになっていた姉の子らしいということ。
しかも、ライオンは、DVを受けているということ。
肝心の姉が、行方不明。それを探している夫=ライオンの父。
ドラマの展開の早さに、ドラマにいつの間にか、引き込まれていきました。
謎がひとつひとつとかれていき、そんな中で、3人はもちろん周りの人たちが、丁寧に描かれました。
洸人の姉・愛生が、夫のDVに耐えかねて、偽装死を選択した結果のできごとでした。
ミステリードラマ部門も、ハラハラして、次はどうなるのかという想いがありましたが、やはり、メインはホームドラマ部門だったなと思います。

自閉症スペクトラム症のみっくんの成長には、目を見張るものがありました。
それを上手に板東隆太さんの演技は、素晴らしかったです。
が、注目すべきは、主人公を演じた柳楽優弥さんです。元々演技力があることは承知していましたが、このドラマで、また一段階階段を上がったように思います。
オノマチさんの演技のうまさは、よくわかっていて、彼女の演技に何度も涙しました。
意外に評価を大きくあげたのは、涼子様ではなく記者を演じた桜井ユキさんでした。こんな演技もできるということに驚きを隠せませんでした。
本来なら暗いドラマのはずなのに、彼女が登場すると笑いがこぼれてしまう場面が多かったです。それでいて、彼女が自分の半生を語っていた場面では、ウルウルしてしまいました。
向井さんが悪役っていうところだけは、納得できませんでしたけど。あの役を本当に悪そうな人が演じていたら、いやだったかもしれません。
向井さん演じる橘祥吾にも、事情があるのだろうなあということは察することができましたが、何らかの救済があっても良かったんじゃないのかとも思いました。
脇役たちも、皆、光っていて、脇役たちにも、人生があるということを想いました。

最終話での感動場面は、友人の結婚10周年での 洸人のスピーチです。
想いは言葉にしなければ伝わらないということを実行した形です。

最後は、それぞれが、それぞれの道をいくというものでした。
でも、きっとたぶん、3きょうだいの絆は、強くて、事あるごとに再会するのではないかと思います。

改めて、最初からもう一度観たいドラマです。
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