しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「焦茶色のパステル」 岡嶋二人  

2006年06月25日 | 読書
大友香苗の夫、大友隆一は競馬評論家であるが、香苗は競馬のことは全然知らなかった。
その隆一が東北にある『幕良牧場』で、場長、深町と共に猟銃に撃たれて死亡する。
その時、そばにいたサラブレットの親子、モンパレットとパステルも撃たれて死ぬ。
幕良牧場では、隆一のカバンが紛失していた。そして、幕良牧場から戻った香苗は何者かが部屋の中を物色した事を知る。
そして、隆一はパステルの写真を見て「本当にこれがパステルか?」と言っていたという。隆一は何か秘密を知って殺されたのか、それとも巻き添えか。
香苗の友人で、競馬雑誌「パーフェクト・ニュース」に勤める、綾部芙美子は事件に興味を持ち、香苗と事件を探っていく。


競馬ミステリーと言われているが、競馬そのものは出て来なく、牧場ミステリーか、サラブレットミステリーという感じ。(そんなのあるのか?)
競馬はG1レースくらいしか見ないし、馬券も買わないが、結構好きだ。
しかし、知らない事は多く、競馬を全く知らない香苗に芙美子が説明する話が興味深かった。
ストーリーも面白かったが、馬が撃たれて死んでしまう設置が、悲しいし、
香苗の競馬馬に対する気持ちが納得出来、考えさせられる物語だ。
人間の娯楽の為に生み出された命。娯楽の為であっても、命として誕生させたのなら、それなりに敬意をもって命をまっとうさせてやりたい。
処分という言葉があるとおり、物として扱われる哀しさを感じた。


【サラブレットとは、血統が認められた馬で、始祖と言われる馬が3頭いる。
現在世界中にいるサラブレットは、その“父系”を遡っていくと、その3頭に行き着く】
【芦毛は白い馬。青毛が黒い馬。黒鹿毛(くろかげ)が全体が焦茶色でたてがみと尻尾、足の先が黒ずんでいる馬。鹿毛はもう少し明るめの色の馬。
額にある白いのが白斑(はくはん)で、星。白斑が長いのは流れ星。】
【足首の白のも白斑】

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