しましましっぽ

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「容疑者Xの献身」 2008日本

2009年08月20日 | 映画
「容疑者Xの献身」 2008日本

原作 東野圭吾    監督  西谷弘

数学教師、石神哲哉のアパートの隣室で殺人が起こる。
石神が密かに思いを寄せていた花岡靖子と娘が、暴力的な前夫を殺してしまったのだ。
石神は靖子を救うために死体を始末し、アリバイの指示を与える。
この殺人事件を担当した内海と草薙は、湯川学に相談しに行き、石神と湯川が学生時代の友人だったことを知る。
湯川は石神を、本物の天才と評していた。
そして、湯川は石神がこの事件に関わっていると気付く。



テレビドラマが好評で、その延長で作られた映画。
テレビドラマほどコメディの要素はなく、シリアスに作られていたのがよかった。
ドタバタしている所もなく、落ち着いていた。
原作を読んでいるので驚かされることもないが、映像になっても面白かった。
映像で伝わることが、ちゃんと伝わって来た。
ひとつ残念なのは、石神がカッコイイこと。
一目で恋愛対象になりそうな容姿では、石神の気持ちの説得力が欠ける。

東野作品は、なかなか映像ではいいのがなかった。
原作の良さが消されたものばかりで不満だった。
「ガリレオ」のテレビドラマはそれなりのアレンジがいい方向になっていた。
そして、「容疑者Xの献身」、ガリレオが脇役の物語だが、原作に忠実でいい出来だったと思う。

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