しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「硫黄島からの手紙」 2006米

2008年01月11日 | 映画
戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将が降り立つ。
アメリカ留学の経験を持つ栗林は、無意味な精神論が幅を利かせていた軍の体質を改め、合理的な体制を整えていく。
上官の理不尽な体罰に苦しめられ絶望を感じていた西郷も、栗林の登場にかすかな希望を抱き始める。
栗林の進歩的な言動に古参将校たちが反発を強める一方、ロサンゼルス・オリンピック馬術競技金メダリストの“バロン西”こと西竹一中佐のような理解者も増えていった。
そんな中、圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めていく。
硫黄島での戦いを日米双方の視点から描く2部作の「父親たちの星条旗」に続く第2弾。


まだ「父親たちの星条旗」は見ていないのだが。
アメリカ人のクリント・イーストウッドが監督の作品。
どのように描かれているのだろうという興味もあったが、原作が栗林忠道中将が家族に宛てた手紙をまとめた『「玉砕総指揮官」の絵手紙』を基に作ったものなので、
特別何かが違うと感じることはなかった。
アメリカの戦争映画は英雄を讃えるものが多いけれど、この戦いは讃えるものなどない。
日本人の軍隊の気質が愚かしく思える。
戦争映画は戦争の虚しさや悲しさを伝えればいい。
しかし、気持ちを伝える手紙はやはりメールや電話のなどどは重さが違うと思う。
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