大相撲春場所 ２０１７ 稀勢の里連続優勝

大相撲春場所　２０１７　稀勢の里連続優勝

１３勝２敗で２場所蓮読２回目の優勝。
横綱になって最初の場所での優勝は２２年前の貴乃花以来４人目。

全勝で迎えた１３日目、日馬富士との取り組みで、左肩負傷。
とても痛そうな様子で、このまま休場するかと思われた。
それでも強行出場。
どんな怪我なのか教えてはくれないが、かなり重症な様子。テーピングして土俵に上がる。
１４日目の鶴竜とは、まったく相撲にはならない。
この時点で、カド番を脱して１４勝１敗の照ノ富士に抜かれる。
そして千秋楽は直接対決。
稀勢の里が優勝する為には優勝決定戦に持ち込んで勝つのみ。
２連勝は無理だろうと思っていたが、その２連勝。
右手で勝負が出来る体勢に持ち込んで、転がした。
凄い！としか言いようのない、見事な勝利での優勝。
心から、おめでとうございます！

照ノ富士は、前日大関返り咲きを目指した琴奨菊戦で、変化の相撲で勝ってブーイング。
「あれはないよ」と自分も思わず叫んでいたのだ。
いくら勝ちを優先しているとは言え、もう大関なんだから。
それもあって、応援も稀勢の里一色。
相手も怪我もあって、取りずらかっただろう。
自身の膝もまだ完全ではないだろうし。
悪役になった訳ではないが、ちょっと考えてまた頑張って欲しい。

琴奨菊は９勝で残念ながら返り咲きはならなかった。
序盤は日馬富士や鶴竜にも勝って好調だったのだが。
その照ノ富士もあるが、勢に負けたのが痛かった気がする。
９勝だったから、余計に。あと１つだったのに。

３場所連続７勝７敗で千秋楽を迎えた遠藤。
３度目の正直で、勝ち越した。

今場所はピンクのまわしの宇良の相撲が楽しかった。
小兵力士の活躍は何だか嬉しい。