6月13日夕方、梅雨まだ明けぬ那覇沖縄県庁前県民広場で雨降りしきる中
「命育む美ら海を守る県民集会」に参加した。
土砂降りの雨の中にもかかわらず、500名を超える県民市民が結集した。
県民の8割近くの反対にもかかわらず、7月から海底ボーリング調査を開始し、
11月から埋め立て工事に着手する意向を示している安倍政権に対して
引き続きその横暴を許さないという意思を示す集会だ。
「政府は力で沖縄をねじ伏せようとしている。未来に誇れる郷土のために
団結して頑張ろう」と実行委員会のアピール。
また、防衛省が海底ボーリング調査にあたって、現在海岸から50mに
設定されている日米地位協定や漁業操業制限法にもとづく「第1水域」
(最も厳しく立ち入りが制限されている水域)を海岸から2Kmまでに拡大
(埋め立て工事施工区域に合わせ)し、その海域をブイで囲み海上での
県民の抗議活動を制限し、さらに「侵入者」を刑事特別法で容赦なく検挙すると
あからさまな恫喝をかけてきていることに対する抗議の発言が続いた。
これは明らかに前回の計画に基づくボーリング調査が市民の海上抵抗行動
によって頓挫した経験をもつ防衛省の事前弾圧である。しかもこの制限水域の
拡大そのものが違法なのだ。制限水域の設定の根拠である二つの法律によると、
いずれも「米軍の排他的使用のため」「米軍の水面使用に伴う漁業の操業制限」
と規定されており、防衛省の埋め立て工事のために制限水域を拡大することは
明らかに法の逸脱であり、さらにその制限水域を根拠に県民を検挙する
などとすることは重大な違法行為であると言える。
ひるむことなく海上行動に打って出ようとの決意も共有した。
集会終了後雨の国際通りをデモ行進。11月の知事選において、
辺野古基地反対を掲げる知事を誕生させ、県民を裏切った仲井真を
引きずりおろそうと訴えた。
Kizou