海の生き物を守る会のフォーラム
「海と人間の関わり方~コンクリート文明からの脱却」に参加してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/94/7bf9bc1181a31c456963c95f28a9500d.jpg)
まず、海の生き物を守る会の向井宏さん(北海道大学名誉教授)から
フォーラムの趣旨説明されました。
日本の自然海岸率は44%(島嶼部を入れた数字)。
世界でも、もっとも海岸のコンクリート化が行われています。
自然との共生を目指す社会への転換をもとめて、
フォーラムが開催されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0f/454267851c25598fc4207eae94602ff0.jpg)
ひとりめの講演者は、鹿児島大学教授の佐藤正典さん。
有明海の干拓についてのお話しでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/eb/57ef65af8634e5039ed190cf49307907.jpg)
印象的だったのは、同じ堤防を作るにしても、
「人間が海から陸側に一歩下がると、小さな堤防で済む」
ということ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a8/0c9b178ed336a1b8be0aaa373d49f59a.jpg)
続いて、京都大学名誉教授の田中克さん。
東日本大震災で甚大な被害を受けた東北太平洋沿岸域に、
巨大な防潮堤(最大のものでは、高さ14m幅56m)を作る計画が進んでいます。
砂浜・干潟・湿地は、森と海の境界にあり、防潮堤はその
つながりを断ち切るものです。海のそばで暮らしてきた人々にとって、
防潮堤は「ふるさと」の消失を意味します。
津波の被害を防ぐために巨大な防潮堤は必要なのでしょうか?
震災のとき、防潮堤の無いところより、有るところのほうが
死亡率が高かったという報告もあるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/45/6c2588faa6baf180d49d8a7f1f6e59c2.jpg)
慶應義塾大学教授の大沼あゆみさん。
防潮堤建設を経済の面から検証されました。
宮城県気仙沼市の小泉海岸の防潮堤建設では、
建設費が237億円(環境費用を含まず)に対して
防潮堤が守る国道や農地等の価値は高く見積もって37億円。
(住民は集団移転で住宅はなくなっているので、
守るのは、国道や農地だけ)
もっと必要なところにお金を回したいと思っても、
予算項目が違うと、簡単にはいかないそうです。
防潮堤の寿命は60年。今後維持管理費が将来世代に
大きくのしかかってきます。
グリーンインフラ(自然を活用したインフラ)を使えば、
費用が安く、自然保護にもつながっていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/09/89a1cca1517aa6089d264d55e1891ec0.jpg)
最後に、日本自然保護協会の安部真理子さん。
辺野古・大浦湾で、何度も海草調査・リーフチェックをされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/c4/f39672d9e1991502b6f465f903fd1f1b.jpg)
環境アセスの問題点を、辺野古の基地建設を例にお話されました。
辺野古アセスでは、事前調査が環境を撹乱したり、
膨大な量の埋め立て土砂がアセスの対象になっていなかったりと
様々な問題点がありました。
そして現在、何トンもあるコンクリートブロックが、
サンゴを踏み潰すなどの環境破壊を行われているのですが、
これもアセス法に違反しないとのこと。
アセスは、環境を守るためのものではなかったのでしょうか?
アセス法の改正が急がれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/5b/4ea833982e14e14d9d7229de0b1336d1.jpg)
最後の討論。
防潮堤建設では、環境アセスも必要ないとのこと。
この状況を変えるために、ひとりでも多くの人に、
今日のフォーラムの話を伝えましょうとしめくくられました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/82/dc6472e72d606eac232e8bd6fcc2fdbd.jpg)
司会は京都市在住の歌手江藤ゆう子さん。
素晴らしい歌声も聞かせて下さり、最後はみんなで一緒に歌いました。
「お母さんが子どもに歌を聞かせていると、子どもが大きくなって
反抗期になっても、その歌を聞くと、きっと愛された記憶を思い起こします」と。
歌の力を再確認しました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_pink.gif)
SDCCはブースを出して、署名集め、グッズ販売をさせていただき、
辺野古の海への関心も、広げることができました。
ありがとうございました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)
ZAN
「海と人間の関わり方~コンクリート文明からの脱却」に参加してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/94/7bf9bc1181a31c456963c95f28a9500d.jpg)
まず、海の生き物を守る会の向井宏さん(北海道大学名誉教授)から
フォーラムの趣旨説明されました。
日本の自然海岸率は44%(島嶼部を入れた数字)。
世界でも、もっとも海岸のコンクリート化が行われています。
自然との共生を目指す社会への転換をもとめて、
フォーラムが開催されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0f/454267851c25598fc4207eae94602ff0.jpg)
ひとりめの講演者は、鹿児島大学教授の佐藤正典さん。
有明海の干拓についてのお話しでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/eb/57ef65af8634e5039ed190cf49307907.jpg)
印象的だったのは、同じ堤防を作るにしても、
「人間が海から陸側に一歩下がると、小さな堤防で済む」
ということ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a8/0c9b178ed336a1b8be0aaa373d49f59a.jpg)
続いて、京都大学名誉教授の田中克さん。
東日本大震災で甚大な被害を受けた東北太平洋沿岸域に、
巨大な防潮堤(最大のものでは、高さ14m幅56m)を作る計画が進んでいます。
砂浜・干潟・湿地は、森と海の境界にあり、防潮堤はその
つながりを断ち切るものです。海のそばで暮らしてきた人々にとって、
防潮堤は「ふるさと」の消失を意味します。
津波の被害を防ぐために巨大な防潮堤は必要なのでしょうか?
震災のとき、防潮堤の無いところより、有るところのほうが
死亡率が高かったという報告もあるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/45/6c2588faa6baf180d49d8a7f1f6e59c2.jpg)
慶應義塾大学教授の大沼あゆみさん。
防潮堤建設を経済の面から検証されました。
宮城県気仙沼市の小泉海岸の防潮堤建設では、
建設費が237億円(環境費用を含まず)に対して
防潮堤が守る国道や農地等の価値は高く見積もって37億円。
(住民は集団移転で住宅はなくなっているので、
守るのは、国道や農地だけ)
もっと必要なところにお金を回したいと思っても、
予算項目が違うと、簡単にはいかないそうです。
防潮堤の寿命は60年。今後維持管理費が将来世代に
大きくのしかかってきます。
グリーンインフラ(自然を活用したインフラ)を使えば、
費用が安く、自然保護にもつながっていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/09/89a1cca1517aa6089d264d55e1891ec0.jpg)
最後に、日本自然保護協会の安部真理子さん。
辺野古・大浦湾で、何度も海草調査・リーフチェックをされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/c4/f39672d9e1991502b6f465f903fd1f1b.jpg)
環境アセスの問題点を、辺野古の基地建設を例にお話されました。
辺野古アセスでは、事前調査が環境を撹乱したり、
膨大な量の埋め立て土砂がアセスの対象になっていなかったりと
様々な問題点がありました。
そして現在、何トンもあるコンクリートブロックが、
サンゴを踏み潰すなどの環境破壊を行われているのですが、
これもアセス法に違反しないとのこと。
アセスは、環境を守るためのものではなかったのでしょうか?
アセス法の改正が急がれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/5b/4ea833982e14e14d9d7229de0b1336d1.jpg)
最後の討論。
防潮堤建設では、環境アセスも必要ないとのこと。
この状況を変えるために、ひとりでも多くの人に、
今日のフォーラムの話を伝えましょうとしめくくられました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/82/dc6472e72d606eac232e8bd6fcc2fdbd.jpg)
司会は京都市在住の歌手江藤ゆう子さん。
素晴らしい歌声も聞かせて下さり、最後はみんなで一緒に歌いました。
「お母さんが子どもに歌を聞かせていると、子どもが大きくなって
反抗期になっても、その歌を聞くと、きっと愛された記憶を思い起こします」と。
歌の力を再確認しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_pink.gif)
SDCCはブースを出して、署名集め、グッズ販売をさせていただき、
辺野古の海への関心も、広げることができました。
ありがとうございました
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