2月16日夕方、翁長知事は沖縄防衛局に対して、
辺野古沿岸部に設置したコンクリート製の「トンブロック」が
サンゴ礁を破壊している問題について、
設置作業の停止と設置したブロックを移動しないよう指示をしました。
指示に従わない場合は「取り消しも視野にある」と明言しています。
地元紙からの取材に、SDCCとして「大変ありがたい。翁長県政は一歩前に出た」との
コメントを発表しました(沖縄タイムス2月17日)。
この記者会見前の3時間前に、私たちは沖縄県交渉を、
沖縄県が沖縄防衛局に上記の指示文書を手交するために訪れた時には
沖縄防衛局と交渉していました。
午後1時30分からの県交渉には、
知事公室参事兼地域安全政策課長、海岸防災課長、環境政策課出席。
いつもより多い記者の皆さんが取材のために出席。
交渉のポイントは、ボーリング調査でサンゴや海草藻場が破壊されている現状を、
ただちに解決するための対策、沖縄防衛局への具体的な行政指導を明らかにさせることでした。
私たちは翁長県政が1月中旬以降、
沖縄防衛局に対してボーリング調査による環境影響の実態についての照会文書の発送や、
埋め立て承認の取り消しに向けた第三者委員会の発足については評価していますが、
辺野古の現場で闘う人々の思いを共有化しない待ちの姿勢に不満を持っていました。
(翌日のシュワブゲート前抗議行動)
現在進め進められているトンブロックの投入は、
ボーリング調査の範囲を示すフロートを固定するためのものです。
10トンから45トンのコンクリートブロックなどの投入で、
サンゴが破壊されて実態はヘリ基地反対協のダイバーチームや
地元紙の写真などで明らかにはなっていました。
しかし、沖縄県は自ら現場に行き、
その実態を把握する努力をしていませんでした。
そこで、
関係課がチームを組んで北部合同庁舎に常駐して、
ダイバーを雇って実態把握をすることを厳しく求めました。
また、承認書の留意事項に、環境保全の担保としてある
環境監視等委員会(沖縄防衛局内)が機能を果たしていないことは、
中村委員長(横浜国大)が第3回監視等委員会後の記者ブリーフィングで
「委員会の位置づけを見直すべき」との意見を明らかにしたことからも明らかです。
環境監視等委員会の経過などを含めて、今回の沖縄防衛局交渉について
沖縄生物多様性ネットの記事に詳しく掲載されています。
沖縄防衛局が承認書の条件を履行していないことから、
私たちは公有水面埋立法32条2項にもとづきを承認の取り消しを求めました。
沖縄県に沖縄防衛局から送付された環境監視等委員会の実施状況の報告書では、
「第2回、第3回委員会に係る資料については準備が整え次第HPに掲載する」と
木で鼻をくくったものであったことが、交渉の翌日分かりました。
午後4時30分から嘉手納町にある沖縄防衛局で交渉をしました。
まず、トンブロックによるサンゴや海草破壊について原状回復を求めました。
トンブロックで破壊されたサンゴなどの原状回復や、
今後のトンブロックの投入計画については議論の最中なので明らかにできない。
オイルフェンスも一部撤去したが、すべて撤去するかどうかも未定だと
無責任な対応に終始しました。
(瀬嵩の浜から見た大浦湾に浮かぶフロート2月17日撮影)
フロートは曲がりくねっていることからも明らかなように、
今後もトンブロックなど重いアンカーを投入することが予想されます。
また、環境監視等委員会の議事録の公開も
至急HPで明らかにするなどと曖昧な回答なので、
第3回委員会後の記者へのブリーフィングで中村委員長が語った内容を追及することで、
以下のことを確認しました。
昨年10月台風19号の影響でフロートのアンカーでサンゴや海草が破壊されたことをふまえて、
アンカーをより重くする必要があることやソフト面で工夫することなどを
第3回委員会で検討したことを認めました。
すなわち、環境監視等委員会はサンゴや海草藻場の環境保全を検討する役割を
自ら放棄していたことが明らかになりました。
(琉球新報2月17日)
翌日、2月17日、島ぐるみ会議のバス(毎日10時に県庁前からに出発、解散は午後5時30分)に乗って、辺野古のシュワブゲート前の行動に参加しました。
当日、辺野古ブルー(カヌーチーム)15人が長時間拘束。
ゲート前の行動とは別に、大浦湾から早期解放を求める抗議の声をあげました。
2月22日(日)、美ら海を埋め立てさせない!国の横暴、工事に抗議する県民集会が
午後1時から2時、キャンプシュワブ第1ゲート前で行われます。
島ぐるみ会議から送迎バス(県庁前・県民広場より10時出発 1000円)が出ます。
同日、東京では
「仮設」はウソ!? 実は巨大な突堤――
安倍政権は〝事実上の埋め立て工事″をやめろ!
辺野古と結ぶ 2.22東京行動@新宿柏木公園(西新宿7)””
日時 2月22日(日) 13:00開始 13:30デモ出発(予定)
場所 柏木公園(新宿区西新宿7-13 JR新宿駅下車6分)
大阪では
2.22辺野古現地抗議大集会同時大阪アクション
日時 2月22日(日) 場所 中ノ島水上ステージ
14:00から集会 14:45からデモ(終点:西梅田公園、途中、アメリカ総領事前抗議)
翁長県政が大きな一歩を踏み出しました。
継続的な闘いで、翁長県政のさらに大きな二歩目につなげましょう。
ジュゴンの保護者より
辺野古沿岸部に設置したコンクリート製の「トンブロック」が
サンゴ礁を破壊している問題について、
設置作業の停止と設置したブロックを移動しないよう指示をしました。
指示に従わない場合は「取り消しも視野にある」と明言しています。
地元紙からの取材に、SDCCとして「大変ありがたい。翁長県政は一歩前に出た」との
コメントを発表しました(沖縄タイムス2月17日)。
この記者会見前の3時間前に、私たちは沖縄県交渉を、
沖縄県が沖縄防衛局に上記の指示文書を手交するために訪れた時には
沖縄防衛局と交渉していました。
午後1時30分からの県交渉には、
知事公室参事兼地域安全政策課長、海岸防災課長、環境政策課出席。
いつもより多い記者の皆さんが取材のために出席。
交渉のポイントは、ボーリング調査でサンゴや海草藻場が破壊されている現状を、
ただちに解決するための対策、沖縄防衛局への具体的な行政指導を明らかにさせることでした。
私たちは翁長県政が1月中旬以降、
沖縄防衛局に対してボーリング調査による環境影響の実態についての照会文書の発送や、
埋め立て承認の取り消しに向けた第三者委員会の発足については評価していますが、
辺野古の現場で闘う人々の思いを共有化しない待ちの姿勢に不満を持っていました。
(翌日のシュワブゲート前抗議行動)
現在進め進められているトンブロックの投入は、
ボーリング調査の範囲を示すフロートを固定するためのものです。
10トンから45トンのコンクリートブロックなどの投入で、
サンゴが破壊されて実態はヘリ基地反対協のダイバーチームや
地元紙の写真などで明らかにはなっていました。
しかし、沖縄県は自ら現場に行き、
その実態を把握する努力をしていませんでした。
そこで、
関係課がチームを組んで北部合同庁舎に常駐して、
ダイバーを雇って実態把握をすることを厳しく求めました。
また、承認書の留意事項に、環境保全の担保としてある
環境監視等委員会(沖縄防衛局内)が機能を果たしていないことは、
中村委員長(横浜国大)が第3回監視等委員会後の記者ブリーフィングで
「委員会の位置づけを見直すべき」との意見を明らかにしたことからも明らかです。
環境監視等委員会の経過などを含めて、今回の沖縄防衛局交渉について
沖縄生物多様性ネットの記事に詳しく掲載されています。
沖縄防衛局が承認書の条件を履行していないことから、
私たちは公有水面埋立法32条2項にもとづきを承認の取り消しを求めました。
沖縄県に沖縄防衛局から送付された環境監視等委員会の実施状況の報告書では、
「第2回、第3回委員会に係る資料については準備が整え次第HPに掲載する」と
木で鼻をくくったものであったことが、交渉の翌日分かりました。
午後4時30分から嘉手納町にある沖縄防衛局で交渉をしました。
まず、トンブロックによるサンゴや海草破壊について原状回復を求めました。
トンブロックで破壊されたサンゴなどの原状回復や、
今後のトンブロックの投入計画については議論の最中なので明らかにできない。
オイルフェンスも一部撤去したが、すべて撤去するかどうかも未定だと
無責任な対応に終始しました。
(瀬嵩の浜から見た大浦湾に浮かぶフロート2月17日撮影)
フロートは曲がりくねっていることからも明らかなように、
今後もトンブロックなど重いアンカーを投入することが予想されます。
また、環境監視等委員会の議事録の公開も
至急HPで明らかにするなどと曖昧な回答なので、
第3回委員会後の記者へのブリーフィングで中村委員長が語った内容を追及することで、
以下のことを確認しました。
昨年10月台風19号の影響でフロートのアンカーでサンゴや海草が破壊されたことをふまえて、
アンカーをより重くする必要があることやソフト面で工夫することなどを
第3回委員会で検討したことを認めました。
すなわち、環境監視等委員会はサンゴや海草藻場の環境保全を検討する役割を
自ら放棄していたことが明らかになりました。
(琉球新報2月17日)
翌日、2月17日、島ぐるみ会議のバス(毎日10時に県庁前からに出発、解散は午後5時30分)に乗って、辺野古のシュワブゲート前の行動に参加しました。
当日、辺野古ブルー(カヌーチーム)15人が長時間拘束。
ゲート前の行動とは別に、大浦湾から早期解放を求める抗議の声をあげました。
2月22日(日)、美ら海を埋め立てさせない!国の横暴、工事に抗議する県民集会が
午後1時から2時、キャンプシュワブ第1ゲート前で行われます。
島ぐるみ会議から送迎バス(県庁前・県民広場より10時出発 1000円)が出ます。
同日、東京では
「仮設」はウソ!? 実は巨大な突堤――
安倍政権は〝事実上の埋め立て工事″をやめろ!
辺野古と結ぶ 2.22東京行動@新宿柏木公園(西新宿7)””
日時 2月22日(日) 13:00開始 13:30デモ出発(予定)
場所 柏木公園(新宿区西新宿7-13 JR新宿駅下車6分)
大阪では
2.22辺野古現地抗議大集会同時大阪アクション
日時 2月22日(日) 場所 中ノ島水上ステージ
14:00から集会 14:45からデモ(終点:西梅田公園、途中、アメリカ総領事前抗議)
翁長県政が大きな一歩を踏み出しました。
継続的な闘いで、翁長県政のさらに大きな二歩目につなげましょう。
ジュゴンの保護者より