ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

第5回WCC(世界自然保護会議)チェジュ報告10 総会

2012年10月18日 | 活動報告


今回のWCCでは、過去3回のIUCNジュゴン保護勧告/決議の履行を求める
アクションを展開しました。
総会へのmotion(決議提案)はしませんでしたが、
カンジョン村の海軍基地建設に係る緊急決議案(Motion181)への
アドバイスをするなど、本会議に参加し、
総会最終日185本の決議案採択の投票をしました。

カンジョン村は、WCC会場から7kmほどのところにあり、
雨の少ないチェジュ島で唯一米作りができる豊かな村です。
イルカが棲む美しい海は、ユネスコの生物圏保存地域に指定されています。
その海を埋め立てての、海軍基地建設がすでにはじまっています。

総会最終日、多くの議案の採択が残されている中、1時間にも上る議論の後に
投票が行われ、政府側は反対多数(棄権も多かった)、NGO側は賛成多数で
Motion181は否決されました。
しかし、カンジョン村の基地建設反対の闘いが世界のNGOの支持を得たことは
大きな意義がありました。

済州島でも、基地建設による掲経済効果を期待する声もあります。
雇用の問題など、簡単なことではありませんが、
自然を守ることが、きっと豊かな地域づくりにつながります。

基地ではなく保護区を!の声を世界に広げましょう。

ZAN

毎月15日はジュゴンの日♪ 

2012年10月15日 | ジュゴンブログ
毎月15日はジュゴンの日
早いものでもう10月の半ばですね 台風はまだ発生しています 只今接近中

 

一昨日の新聞に普天間飛行場の大山ゲート前でのオスプレイ配備反対集会で
SDCCの海勢頭代表が激励訪問しコンサートを行なったという記事が載っていました

集会に参加した皆さんで月桃や喜瀬武原を一緒に歌ったそうです

 

さて、名護では国の重要無形文化財に指定されている組踊が盛んに継承されています。

毎年旧暦の8月8日前後に名護の各の公民館などで豊年祭や敬老の日に合わせて
若者によって披露されているようです。

 

組踊は沖縄に古くから伝わる伝統芸能で音楽、踊り、台詞で構成されている沖縄独自の歌劇です
なんとなく能や歌舞伎のような、ストーリーのある音楽劇、沖縄のミュージカルというところでしょうか

来年は名護に見に出掛けてみて下さい
伝承文化といえは、こちらは宮古島の「パーントゥ」という泥をぬられるお祭り・・

 

厄払いとむこう1年の無病息災を願うお祭りだそうです。
午後5時、茂みから3匹のパーントゥが登場を廻り泥をぬりまくります。

 
 
新築の家は必ず招き入れるとか・・勝手に入るとか
玄関の鍵をかけて安心してはいけません、窓からも入ってくるそうです

 

ホントに入ってる~お母さん大丈夫
 あら満面の笑み



正面からの写真が撮りたいな~と前に出た・・目が合ったよね
ギャァ~ァァ

    

私もついに襲撃されました・・この後もあと1回
逃げるほど追われはがいじめや馬乗りでやられるみたいです。

 

ボー然とする子供泣き叫ぶ子供があちらこちらに。
交通整理のパトカーもベットリ塗られていました
笑って泣いて元気になるお祭りです

10/14京橋街頭行動

2012年10月15日 | 活動報告

10月14日(日)、京橋のOBPへの連絡橋上で、街頭行動をしました。
7月、8月は、じゅごんの里ツアーやチェジュ会議の準備などで、
街頭行動ができなかったので、久々の行動です。

ジュゴン保護はもちろんですが、オスプレイ配備に反対する
プラカードや新聞記事も貼って、アピールしました。

「沖縄大好きで、何度も行っています」という方が、自分から
署名机にやってきて署名してくれたり、「今まで全然知らなかった」
という高校生が署名してくれたり。
「がんばってくださいね」と声をかけてくださる方たちもいました。
また、街頭行動続けていきます

ZAN

10/12 本澄寺法難会

2012年10月13日 | 活動報告

阪急上牧の駅から、少し歩くと田んぼが広がるこののどかさ。
ちょうど稲刈りをされていました。
いつもお世話になっている、本澄寺(高槻上牧)はこんなところにあります。


門をはいると、頭上にずらっと提灯の列。
たこ焼き、チヂミ、作業所で作ったという「おからかりんとう」の
お店などが並んでいます。


SDCCも、署名集め・グッズ販売のブースを出しました。
チェジュに持って行ったジュゴンフラッグも飾りました。
かわいい!と写真を撮っていかれる方もありましたよ。
署名がたくさん集まりました。


お隣のブースでは、本澄寺のすぐ近くにある鵜殿(淀川河川敷)の
ヨシ原を守るための署名を集めていらっしゃいました。
予定されている高速道路の建設が、ヨシ原に悪影響を及ぼさないよう
配慮してほしいというものです。


おごそかな雅楽の演奏があったのですが、このなかの篳篥(ひちりき)という管楽器の
リード部分にヨシが使われています。篳篥に使うヨシは、この鵜殿に生えるヨシからしか、
作れないそうなんです。このヨシ原がなくなったら、あたらしく篳篥を作ることが
できなくなります
大事に守っていきたいですね。


空には、うろこ雲が浮かんで、まさに秋の佳き日。


ご近所の方たちが、三々五々来られます。
自分が奉納した提灯がどこにあがっているかを確かめ、お参りして
いったん帰って、夜のお神輿のときにまた来られるのです。


日が暮れると、提灯が灯って雰囲気が盛り上がります。


本堂で、「安里屋ユンタ」など唄三線を披露。


月桃の花歌舞団のエイサー隊が、エイサーを奉納。
太鼓の音が響き渡りました。


いよいよ、お神輿の出番。近所の方がどんどん集まってきます。
その昔、日蓮上人が捕えられ斬首されそうになったとき、
雷が落ちて刑を免れたというお話があり、これを法難というそうです。
それにちなんで、毎年9月12日(旧暦なので、本澄寺では10月12日)に、
法難会を催し、お神輿に触れると難をのがれると伝えられているそうです。


みんな必死で、お神輿に触っています。
私も、触りました
難を逃れられるかな。ジュゴンも難を逃れられますように。

本澄寺の様々な法会は、檀家の方たち地域のつながりで、作られています。
とても地域力が感じられる、温かい法会です。
ぜひ一度行ってみてください。

ZAN

第5回WCC(世界自然保護会議)チェジュ報告9 記者会見

2012年10月13日 | 活動報告
SDCCは、9月10日に、IUCNプレスルームで記者会見をしました。


SDCCの活動紹介、今回のWCC(世界自然保護会議)参加の目的などを述べた後、
海盛頭豊代表とスタッフ松島の入国拒否に対する緊急の抗議声明を発表しました。

声明の要約
「二人はIUCNでポスターセッション、ノレッジカフェ、ブースなどで
重要な役割を果たすために参加した。海勢頭代表は音楽家として、
韓国、沖縄、日本の関係を良好にするために「トラジの花」(従軍慰安婦の問題)、
「ハルラ山」(済州島4・3事件の悲劇)を歌ってきた。
今回の事態について、「韓国の友人」として深い失望を表明している」
「韓国政府と韓国IUCN組織委員会に入国拒否の理由の開示と再入国を求める」


最後に、日本で集めてきた1053枚のジュゴン♡フラッグを
展示会場のテントに掲示したことをお知らせしました。


記者会見後、本会議場入口横で、再度ジュゴンフラッグについての取材を受けました。

ジュゴン自らが壇上に上がった注目の記者会見
こちらのユーストリームにノーカットで、アップされています。
WCC2012 Main Press Conference Room Live
英語ですが、雰囲気をご覧ください。

ZAN

10/19(金) IUCN第5回WCC(世界自然保護会議)の報告会を開催します (首都圏)

2012年10月12日 | ジュゴンブログ
韓国、済州島で開かれた第5回WCC(世界自然保護会議)に参加してきました。
2004年バンコク、2008年バルセロナに続き3度目の参加です。
今回も、ジュゴン旋風を巻き起こしました。その活動内容の報告会を首都圏で開催します。
ぜひ、皆さん、お越しくください。





  日 時: 10月19日(金) 19時 開会
  場 所: 品川区きゅりあん (品川区総合区民会館) 6階 中会議室
  交 通: JR京浜東北線 大井町駅 中央口より徒歩1分
        東急大井町線 大井町駅 徒歩2分
  参加費: 500円

  皆さんのお越しをお待ちしてま~す 

第5回WCC(世界自然保護会議)チェジュ報告8  平和コンサート

2012年10月11日 | ジュゴンブログ

済州島4・3事件遺族会有志の皆さんとSDCCの共催で平和コンサートを
企画していました。海盛頭豊さんの入国拒否で一旦コンサートは
キャンセルされましたが、日本からの豊さんの思いと済州島の皆さんの支援、
愛ちゃん路沙ちゃんのがんばりで少し形を変えて開くことができました。


会場は、コンサート開催に尽力して下さった安福子さんの練習場(チェジュ・ソリ)。


30名ほどの温かな交流の場となりました。


2000年のIUCNアンマン会議のときに作られた「ザンの海」。
従軍慰安婦の悲しみをうたった「トラジの花」など。


4・3事件犠牲者を追悼する「ハルラ山」「月桃」はみんなで歌いました。




SDCCから、入国拒否についての経過と、厳しい状況の中
コンサートの準備をしてくださった安福子さんはじめコンサートに
参加してくださった皆さんへの感謝の言葉を述べました。


続いては、安福子さんの教室に来ていらっしゃる皆さんからのプレゼント。
水がめをたたいての演奏、とてもユニークです


習い始めて、まだ間がないという男性。
すばらしい声をお持ちでした


扇を使った舞。とてもきれいでした


最後は、みんなで手をつないで、アリランを歌い踊りました。


みんな楽しそう


〝アジアから平和を作ろう”という思いがひとつになりました。


さて、交流会は焼き肉屋さんで。


日本では、食べられないユッケですよ~。


焼き肉食べほ~だい飲み放題。楽しくおいしい夜でした。

ZAN

10/6-8 普天間現地でのオスプレイ配備撤回行動に参加してきました。

2012年10月10日 | 活動報告


普天間基地 オスプレイが駐機しています。


10月6日~8日まで、オスプレイ配備撤回の行動に参加するため、
沖縄・宜野湾市に行ってきました。



野嵩ゲート前。オレンジのラインより基地側は米軍への提供地域。
県民の生命財産を守るはずの県警が、米軍を守っています。


先週末には、3日間わたって普天間基地のすべてのゲートを封鎖する
行動が行われました。警察の不当不法な排除により、3日目で封鎖は
解除されましたが、県民の抵抗は継続しています。



佐喜真美術館屋上より。はるかにオスプレイが見えます。



私が行った、6日午後には残りの3機が岩国より飛来しました。
野嵩ゲートより、抗議の行動をしました。



6日と7日は、組織的な抗議行動は設定されていませんでしたが、野嵩ゲート前には
市民が自主的にあつまり、アピールをしていました。
家族連れでやってきて、「短時間しか参加できませんが、差し入れを持ってきました」
と、飲み物や食べ物をさしいれてくれる一般市民が多かったです。



済州島WCC5に持っていったジュゴンフラッグを貼りました。
1枚1枚内容を見て行って下さる方もいました。



野嵩ゲートの基地看板に、NO BASEジュゴンが登場しました。



7日午前中には、基地のフェンス沿いに基地の東側を北から南へ歩いてみました。
学校、保育園、病院などが基地に接して多くあります。
その頭上を、オスプレイが飛んでいくのです。



8日は朝7時から、野嵩ゲート前で抗議集会が開催され、200名以上が参加しました。
集会ではSDCCの私も「済州島で入国を拒否された5名のうちの1人」と紹介され、発言させて
いただきました。WCC5で「基地ではなくジュゴン保護」を求める国際署名が2100筆以上あつ
まり、9月9日には、県民大会とつながったキャンペーンをしたこと、カンジョン村海軍基地
建設に反対する住民と世界のNGOの連帯が深まったことを報告しました。



市町村議員のみなさんも駆けつけていました。
基地のない南部の糸満市からも、市会議員が参加していたのが印象的でした。
口々に、「オスプレイ配備を撤回させ普天間基地を撤去しないと、自治の
意味がなくなる」と発言していました。



地元の高校生も発言しました。「写真部なので、この集会をぜひ撮影しようと思って
参加した。オスプレイの騒音はひどい。静かに勉強させて欲しい。」



朝集会の後は、303号線を通る車に「NO!オスプレイ」をアピールしました。
クラクションがどんどん鳴ります。車中から手を振ってこたえる車も多数。



8日は「コロンブスデー」(米大陸発見の日)で米軍は休みでオスプレイの飛行はありません
でした。しかし抗議の意味をこめて、野嵩ゲート(北側)森川公園(南側)沖縄国際大学
グラウンドなどから、凧揚げをしました。160mぐらいあがったものもあるそうです。



柴犬もNO!オスプレイです。退職教員組合の方の愛犬でした。ホントかわいい。



夜、那覇の市場の中の居酒屋で食事。ここにもNO!オスプレイ。
「抗議行動に参加するために来ました」というと、「本当に腹が立つ。政府は沖縄を差別している。
こんなことでは戦争はなくならない」と思いを込めて話してこられます。
県民のオスプレイ配備への深い怒りを実感しました。そしてオスプレイだけでなく、米軍基地
そのものの撤去を求める世論が高まっているのを感じました。

8日の野嵩ゲートの集会で、ある女性が「自分は集団自決の生き残り。幼かったのでほとんど
記憶はないが、今でも夜変な目のさめかたをする。米軍も怖いが日本軍はもっと怖い。
オスプレイ配備撤回はもちろんだが、基地をなくさないと今度は自衛隊という日本軍が
やってくる。必ず普天間基地を撤去させましょう。私は、基地への水道の供給をストップ
するべきだと思う」と発言していました。

その通りだと思います。

本土でも、この沖縄県民の怒りに応えた行動を広げていきたいと思います。

☆じゅごん


P.S 現地では先週のゲート封鎖時の警察の暴力により、負傷した方(ろっ骨骨折など)
  の治療費と、封鎖に使用した車の修理費(レッカーで排除される際の損傷)
  などのため、「オスプレイ阻止行動救援会」よりカンパ要請がされています。

  ■オスプレイ阻止行動救援会 振込先
   郵便振替 口座番号01710-5-101074
   加入者名 普天間米軍基地爆音防止訴訟団
    (通信欄に 「オスプレイ阻止行動救援」とご記入ください)

  ぜひご協力をお願いいたします。




第5回WCC(世界自然保護会議)チェジュ報告7  ノレッジカフェ

2012年10月08日 | ジュゴンブログ

9月11日、Knowledge Cafeノレッジカフェをしました。
部屋の前にある、お知らせボードです。


ノレッジカフェは、大きな部屋でテーマごとに分かれて行う、少人数のグループミーティングです。


15のグル―プがあり、SDCCは10のテーブル。


タイトルは「何がうまくいくのか、何がうまくいかないのか:ジュゴン保護の施策と戦略」


まず、ファシリテーターが、SDCCの紹介とノレッジ・カフェの目的と進め方を説明


それから、SDCCからIUCN勧告・決議と沖縄におけるジュゴン保護の現状に触れ、
行政レベルの施策や計画と地域における実際の活動の関係について問題提起をしました。


NACS-Jの安部真理子さんは、基地建設とジュゴンにより注目された
辺野古/大浦湾の自然環境が、専門家により調査され、
その生物多様性豊かな実体が解明されてきたことが、
保護活動への基盤となっていることを示してくれました。


アオサンゴ群集について、その発見の過程も含め、写真や図を使っての
分かりやすい説明がなされ、地域の住民、漁協、ダイビングショップ、
リゾートホテル、科学者/専門家よる大浦湾における「自主ルール」
に向けての取組みの現状と課題が紹介されました。


フィリピンのHaribon FoundationのMarivic Pajaroさんは
パラワン(フィリピン南西部の島)における海洋保護区推進の枠組みのなかで、
彼女のNGOがどのように地域と密接な協力関係を構築しているかについて話されました。


コミュニティー・オーガナイザーと生物の専門家がチームとなって地域に住み込み、
3年程の時間をかけ、地域のリーダーと結びつき、コア・グループを立ち上げること、
そして保護活動を地域行政の規則や条例へと繋げていくことの重要性が説明されました。


ラムサール・ネットワーク日本の花輪伸一さんから、
地域での取り組み―石垣島のしらほサンゴ村での経験など
興味深いお話しがありました。


EL NIDO FOUNDATIONのGelei Dela Cruzさん。
エル・ニドも、フィリピンパラワン諸島にあり、ジュゴンの生息地です。
ジュゴンがテーマということで、参加してくださいました。
ちなみに、エルニドは、鳥羽水族館のジュゴン・セレナの故郷です。


沖縄のジュゴンとフィリピンのジュゴンは、遺伝的にも非常に近い存在です。
今回のノレッジ・カフェは、参加者は少なめでしたが、とてもよい話し合いができました。
今後、沖縄とパラワンにおけるジュゴン保護や海洋保護の取組みについての
情報交換を続けていきたいと思います。

ZAN

第5回WCC(世界自然保護会議)チェジュ報告6 ジュゴンロック☆

2012年10月04日 | ジュゴンブログ
本会議場の入口付近で、ジュゴンロック☆
注目を集めましたよ。
動画は、またアップするとして、まずはスライドでお楽しみください



ジュゴンロック☆









通りすがりのお兄さんも一緒に


注目されてま~す


さあ、次はにじゅうまるプロジェクトさんの作ったにじゅうまる柔軟体操


みんなで楽しくにじゅうまる~


最後に、にじゅうまるポーズで決め


ロビーでも、にじゅうまる


こちらは、カンジョン村の皆さん。
とてもすてきな歌声が響きました。


カンジョンの海は、ユネスコが指定している、イルカ棲む美しい海です。


海軍基地はいらないよ

ダンスや音楽で、いのちを守りたいという思いがより強くつながりました。

ZAN