普天間基地 オスプレイが駐機しています。
10月6日~8日まで、オスプレイ配備撤回の行動に参加するため、
沖縄・宜野湾市に行ってきました。
野嵩ゲート前。オレンジのラインより基地側は米軍への提供地域。
県民の生命財産を守るはずの県警が、米軍を守っています。
先週末には、3日間わたって普天間基地のすべてのゲートを封鎖する
行動が行われました。警察の不当不法な排除により、3日目で封鎖は
解除されましたが、県民の抵抗は継続しています。
佐喜真美術館屋上より。はるかにオスプレイが見えます。
私が行った、6日午後には残りの3機が岩国より飛来しました。
野嵩ゲートより、抗議の行動をしました。
6日と7日は、組織的な抗議行動は設定されていませんでしたが、野嵩ゲート前には
市民が自主的にあつまり、アピールをしていました。
家族連れでやってきて、「短時間しか参加できませんが、差し入れを持ってきました」
と、飲み物や食べ物をさしいれてくれる一般市民が多かったです。
済州島WCC5に持っていったジュゴンフラッグを貼りました。
1枚1枚内容を見て行って下さる方もいました。
野嵩ゲートの基地看板に、NO BASEジュゴンが登場しました。
7日午前中には、基地のフェンス沿いに基地の東側を北から南へ歩いてみました。
学校、保育園、病院などが基地に接して多くあります。
その頭上を、オスプレイが飛んでいくのです。
8日は朝7時から、野嵩ゲート前で抗議集会が開催され、200名以上が参加しました。
集会ではSDCCの私も「済州島で入国を拒否された5名のうちの1人」と紹介され、発言させて
いただきました。WCC5で「基地ではなくジュゴン保護」を求める国際署名が2100筆以上あつ
まり、9月9日には、県民大会とつながったキャンペーンをしたこと、カンジョン村海軍基地
建設に反対する住民と世界のNGOの連帯が深まったことを報告しました。
市町村議員のみなさんも駆けつけていました。
基地のない南部の糸満市からも、市会議員が参加していたのが印象的でした。
口々に、「オスプレイ配備を撤回させ普天間基地を撤去しないと、自治の
意味がなくなる」と発言していました。
地元の高校生も発言しました。「写真部なので、この集会をぜひ撮影しようと思って
参加した。オスプレイの騒音はひどい。静かに勉強させて欲しい。」
朝集会の後は、303号線を通る車に「NO!オスプレイ」をアピールしました。
クラクションがどんどん鳴ります。車中から手を振ってこたえる車も多数。
8日は「コロンブスデー」(米大陸発見の日)で米軍は休みでオスプレイの飛行はありません
でした。しかし抗議の意味をこめて、野嵩ゲート(北側)森川公園(南側)沖縄国際大学
グラウンドなどから、凧揚げをしました。160mぐらいあがったものもあるそうです。
柴犬もNO!オスプレイです。退職教員組合の方の愛犬でした。ホントかわいい。
夜、那覇の市場の中の居酒屋で食事。ここにもNO!オスプレイ。
「抗議行動に参加するために来ました」というと、「本当に腹が立つ。政府は沖縄を差別している。
こんなことでは戦争はなくならない」と思いを込めて話してこられます。
県民のオスプレイ配備への深い怒りを実感しました。そしてオスプレイだけでなく、米軍基地
そのものの撤去を求める世論が高まっているのを感じました。
8日の野嵩ゲートの集会で、ある女性が「自分は集団自決の生き残り。幼かったのでほとんど
記憶はないが、今でも夜変な目のさめかたをする。米軍も怖いが日本軍はもっと怖い。
オスプレイ配備撤回はもちろんだが、基地をなくさないと今度は自衛隊という日本軍が
やってくる。必ず普天間基地を撤去させましょう。私は、基地への水道の供給をストップ
するべきだと思う」と発言していました。
その通りだと思います。
本土でも、この沖縄県民の怒りに応えた行動を広げていきたいと思います。
☆じゅごん
P.S 現地では先週のゲート封鎖時の警察の暴力により、負傷した方(ろっ骨骨折など)
の治療費と、封鎖に使用した車の修理費(レッカーで排除される際の損傷)
などのため、「オスプレイ阻止行動救援会」よりカンパ要請がされています。
■オスプレイ阻止行動救援会 振込先
郵便振替 口座番号01710-5-101074
加入者名 普天間米軍基地爆音防止訴訟団
(通信欄に 「オスプレイ阻止行動救援」とご記入ください)
ぜひご協力をお願いいたします。