散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

Monschau

2008-12-04 17:50:01 | 移動記録
日本からの客人を連れて...。


Fachwerk(ティンバー フレーミング)の家並みが美しい。木のゆがみをそのまま利用して作られているので、自然の中に生えてきたような家々の表情が豊かだ。






アイフェル地方のモンシャウというベルギー国境に近い、中世の面影そのままの美しい街。








このカフェで一休み。





この家は裏にそびえる岩と同化している。










孔雀館

2008-12-04 00:00:55 | 移動記録



メンヒェングラッドバッハという街の郊外にあるルネッサンス様式のRhyedt城には孔雀が何羽も住んでいるのでございます。
見かけて手を振ると「お、良く来たな」とばかりにやって来て「ま、一緒に行こうか。。」とばかりに私を同伴してくれるのでございます。
共に散歩するかのように時たまこちらが立ち止まるとやはり彼も立ち止まる振り返る様子さえ見えるのでございます。





城の外れまで来て小さなお堀の橋を渡りますと、孔雀の仲間たちが集っておりました。群れの中のひときわつわものそうな孔雀がベンチの背もたれに飛び上がって胸をそらして喉を震わせております。
私が孔雀たちに丁寧に挨拶をして月影の濃くなり始めた道を引きかえそうと致しますと、
枯葉がカソコソと舞い踊る音の隙間に
「久しぶりだな」
と、懐かしさをくすぐる声が私の耳に届いた様に思ったのは魔時の運んだ伝言であったのでございましょうか。

空に浮かぶのは満月でございました。






『君たちはひょっとしてかつてこの城を闊歩していた騎士たちではなかったのか?』







 城の装甲地下壕

(監獄にも用いられた・・・魔女裁判でとらわれていた人もあったという。)