The Illusionist、2006年、Neil Burger監督を見た。
Edward NortonとPaul Giamattiは結構気に入っている役者だし、1900年代が舞台でマジシャンの出てくる話とあらば見ないわけには行かない。
Edward Nortonは少し普通でない(異常で怖い。。。)人間の役を演じると上手いな、と思う。
”Primal Fear”でAaron Stampler役を演じた彼は迫力だったっけ。。 (あの極端な垂れ目が実に怖い目になるんだよね。)
今回Nortonの演技に気が入っていないようだの、Jessica Bielは美人だがステレオタイプの演技で役不足だの、Rufus Sewellはそつなく役をこなしたが取り立てて光らずという批評も読んだけれど、私は結構面白かった。
(Rufus SewellはDark Cityで見てから、彼の出ている映画はあまり見たこと無いけれどもちょっと気になる俳優の一人だ。。これもまた怖い顔だな。)
ハリウッドとしては低予算の制作費15ミリオン$という事だけれど衣装、舞台それぞれしっかり作ってあるところに好感が持てる。
話の最後のどんでん返しは、途中から予想が付いてしまったけれども、見事してやられたと気が付いたときのPaul Giamattiの表情がとてもよい。
ちょっとでミステリアスなラブストーリーという感じに幕下りる映画だったけれど、最後まで一体これはどんな結末か?と引っ張る。
スティーヴン・ミルハウザーの短編が原作だそうで、この人の本はまだ読んだことが無かったが、読んで見たくなった。