散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

ラボ

2009-07-29 04:39:29 | 美術関係
● ラジオが突然沈黙した。
部屋の中が暗くなった。
木工作業中のドリルが息絶えた。
あわてて外にでて見ると電気屋らしき人が居るので電気を止めたのかと聞くと、工事の為にいじったのだが、そちらも切れてしまったのか?何処の部屋です?と聞くのでこちらです、と指差すと『ああ、ラボですね。OK5分まってね』と言い残して消えた。ラボ。確かにこのアトリエはかつてラボだった。
5分きっかりで又ラジオが歌い明るくなりボーラーの力も復活した。
今日から私はこのアトリエを”ラボ”と呼ぶことに決定した。

● 今日は時間の流れが妙に早い。ついて行けない。。。
私の感覚では10分のところが確実に15分は過ぎている。
おかげで行きも帰りも電車に乗り遅れた。充分時間をとっていたはずなのに。。だ。私はきっと少しだけ違う流れに沿って歩いていたのに違いない。
それはただおまえが鈍いだけだといわれそう。。。にも思う。


● 先週末
ボンの郊外にあるArp Museum Bahnhof Rolandseckに行ってみた。
急斜面に作られた建物はなかなか力作。(Richerd Meier作)
展示は今ひとつピンと来なかったが、一部屋だけModell Stueckというテーマの展示は面白かった。

Hans-Jörg Georgi, Stefan Häfner, Reinhard Mucha, Tobias Rehberger, Peter Sauerer, Ernst Stark


カフェで中途半端な時間にお腹もすいたのでケーキをたのんでみたが、普通の珈琲を頼む筈が魔が差し、急遽"アイス珈琲”を頼んでしまった。しまった、此処は日本ではないのだ。テーブルに届いたものは立派なアイスカフェで、アイスクリームもホイップされた生クリームもたっぷりのいわば珈琲パフェみたいなものだ。甘い甘い林檎入りケーキをつつきながらしばし途方に暮れた。甘ったるくなってしまった口の中から胃までのもたれを抑えながら退散す。(残せばよかったわけだけれど、そういうアイディアが私には浮かばない)