散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

週末出来事

2009-07-05 19:14:14 | 思考錯誤
先週木曜日はアトリエ付近で集中豪雨。最近日本で言うところのゲリラ豪雨のような降り方をしてかなり被害がでたが、幸いアトリエは今年は無事。(去年は雹で屋根に穴があいた)
金曜日の夕方は我が家付近で又集中豪雨。にわかに空掻き曇り暗闇の中バケツをひっくり返したような雨。消防車の出動がひっきりなしだったようで、近所でも畑が湖になっていたらしい。雷が落ちて火事になる、木が倒れる、洪水。
土曜日は店の片づけで臨時休業の店を何軒か見かけた。これも温暖化現象のひとつだろう。私の記憶ではこんな降り方を知らない。







この妙な物体はなにか? 



触覚はちゃんと両方揃っていた。



昨日は林檎、今日は苺を献上した。



苺売りの小屋。小屋は結構色々なパターンあり。
売り子のおばさんと、一昨日の集中豪雨と雹の話。大変恐かった様子。
小屋の中が水浸しになってしまったらしい。
『今度から救命浮き輪を常設しておかなきゃね』というと
『そうだわねえ』と笑っていた。
この苺の中で雹が降るのを聞いているのはなかなかうるさかったことだろう。
もっとも去年のピンポン球級の雹が降ったらすっかりぼこぼこになっているはず。




面白い雲。



さて、上の写真2枚に写る物の正体。
"マダニ”抜きの道具。このマダニに咬まれたら、このスリットの部分をマダニの体を挟むように差し込み、カードをゆっくり持ち上げるわけだ。左の円形拡大レンズで奴を見極めたり、退治が完了したかどうかを見極める。
実は土曜日、相棒が突然足首が痒いと言い出し、見ると直径一ミリほどのかさぶた状のものが見えた。さらによく見ると瘡蓋ではない事が判明。ピンセットを探しても見当たらないので薬局に走った。”マダニ取り用のピンセットか何かあったらください”と言って出てきたのがこの”マダニカード”だった。これで取れるのか? 大丈夫、ちゃんと取れますと請合うので、消毒液と共に購入。
奴はまだ取り付いたばかりだった様で、まだ吸血を始めて居らず、極極小さく針の頭ほどだったので、この隙間では抜けてしまう。。。目が点になった。よく見るとカードの別角にはもっと細いスリットがあったので、そちらを使うと上手くすっきり取れた。全く恐ろしい奴だ。
聞けば今年はマダニがかなりいつもの年よりも大量発生しているらしい。
散歩の後はよく確認を。。。。
予防注射をしておくほうがいいかもしれない。

。。。というわけで、このカード一枚 2,20ユーロなり。ちょっと高い気もするが、役には立った。やれやれ。。。。

実は私自身はまだマダニ攻撃を受けたことは無い。
かなり気味が悪い生き物だ。できればお目にかかりたくない。



今日も結構暑かった。ちょっと負け気味であるが、それでも夏らしい気分はそれなりにうれしい。洗濯物が毎日すっきり乾く事なんかもほんとにうれしい。何でも干してしまえという気分になる。布団やシーツも干す。枕も洗って干す、ベットカバーも洗って干す、杏の塩漬けも干す、大根の切ったのや、ピーマンのきったのなども干す。。。なんでも干そう。。。。何か他に無いかと見回す。

来週は気温は急降下するらしい。

元気回復中

2009-07-03 15:24:13 | 自然観察









今朝も暑い。6時前に一度起きたがもう一度ベットに横になって30分ほどぼんやりしてみる。

昨日のヨーロッパオオクワガタのご機嫌伺いをする。
鉛筆でわき腹辺を押すとしっかり摑まっている。これならもう、森に返しても大丈夫だろうか?
インターネット上で色々な写真を見て確認したがこれは雄のようだ。

しばらく観察。

パラレリピペドゥスオオクワガタ、舌を噛みそうだ。

2009-07-03 00:29:30 | 自然観察
この数日急に暑くなった。明日は30度を上回る予報だ。
そうはいっても朝晩は18~9度で部屋の中の空気は下がるのが具合良いので、コンピューターが目を回すほど部屋の中は熱がこもってはいない。

コンピューターの前で作業をしていると右目の視界の端に黒いものが見えた。
見れば何だか大きな黒い虫だ。
我が家でお目にかかったことの無いような黒い甲虫だった。
メガネをかけ直してよく見ると、顎がしっかりしていて、クワガタの様に見えるが、とても小さい。体長20mmほどである。

早速調べてみたらやはりクワガタの仲間の、Balkenschröter = (学名:Dorcus parallelipipedus)に違いない。

この近所で(街中)歩き回っている甲虫ではないようで、どうやら自然保護下にあるようだ。
そんな君が何で本棚の前でふらふらと気を失いそうになっているのか? 外の暑さから逃げて涼みに部屋の中にはいったものだろうか? ドアも閉まっていたよね? 私が外から知らずに君を背負ってきてしまったのか?
本棚の足元に積もった埃の中を這っていたのか大顎に埃が絡まっている。
つついて見ると生きてはいるが弱々しいので、応急処置に蜂蜜水を含ませた綿と一緒にカップの中に入れておくと、ちょっと元気が出てきた様子だ。さっきよりも力強く手足を動かしている。
元気になったら森に放しに行こう。
森に行ったら彼の仲間が見つかるだろうか?






蜂の話

2009-07-02 15:54:15 | 思考錯誤
今朝も我が家の植物には蜂がやってきていた。
蜂もヒラタアブがぶんぶんとにぎやかだ。




蜂も次第に記憶力が衰えるという話を読んだ。

蜂は彼らの生涯の間に何度か役割を変わる。
たとえば若蜂(という言葉があるものかどうかわからないけど)は巣の中の整理整頓から始まり、次には花粉や蜜を集め係りになり、最後は一番きつい餌探しで、これは年配蜂の仕事になる。餌探し係りを長くやっていると学習能力が落ちて、新しいショートカットを覚えられなくなるらしい。
ところが実験によるとそれは年齢によるものではなく社会的な役目次第で変わるようなのだそうだ。年配蜂でも転職すると学習能力が上がる様子が見られるのだそうで、その辺りの仕組みを調べている学者がいるそうだ。(こういう学者になって動植物を観察するのは面白いだろうな)

蜂ばかりではなく人間も同様でモノトーンな生活を送っていると(どういうことがモノトーンな生活か?というのは個人差があるのだが)幾つかの機能は必要無しとみなされて眠ってしまうかもしれない。新しい刺激が入ってくると眠っていた部分が覚醒するのだ。

最近学習能力が落ちている私だが、ひょっとして今新しい事を始めるべきか?

いやいや、本末転倒になってやるべき事が成らない羽目になってもいけない。
本でも読んで脳内マッサージでもした方がよろし。