双子の小さな兄弟

昨日は台風一過の雲一つない秋晴れの定休日でした。
女房と下松スポーツ公園にウォーキングに行き、帰りにスーパーに買い
物に寄りました。スーパーで母親が男の子をたしなめていました。
「お兄ちゃんなんだから、いじめたらだめでしょう。」
３才程の男の子は、お母さんからおこられていじけてしまいましたが、
さすが、お母さんですね。すぐに手をつないで歩きだしました。
いじめられて泣いた男の子に、おばあちゃんが言いました。
「男の子なのに、すぐ泣くんじゃから」
でも、お母さんがいじめた子の手を引いているのを見て、おばあちゃん
は泣いた子の手を引いてあげました。見ると男の子２人の背格好と顔は
ほぼ同じです。そうなんです。２人は双子の兄弟だったのです。
お母さんと、おばあちゃんと双子の四人で買い物にきていました。
双子といっても先ほど泣かした子が身長が少し高くて、顔つきもしっか
りしています。泣かされた方はよわよわしい顔つきをしています。お母
さんに手を引かれた子は、盛んに体を動かしてじっとしていません。
おばあちゃんに手を引かれた子はおとなしそうです。双子は手を振りき
って走って先に行きました。先ほどいじめたお兄ちゃんが、また攻撃を
しかけようとすると、弟は防御するのみで反撃をしようとしません。
この双子の力関係は、まるで年違いの兄弟のようです。
賢いお母さんは、お兄ちゃんに一生懸命に愛情をそそいで、兄らしい
やさしさを目覚めさせようとしているようでした。

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