全国非常事態宣言且つ特定警戒都道府県下の京都市。 嵐山の渡月橋までふらっと来たが、見事に誰もいない。
そそくさと帰って、いつもの理髪店に行く。 理髪店は営業自粛の対象外なので助かる。
平日の昼間なので、客はおっさんの他は一人だけ。 聞けば、宣言後の土・日、客足は半分以下に落ちた由。
普段の土・日は10人程が待ってる状況であったが、今は営業可能で客が来るだけでも良しとしなければ。
商売柄、普段から衛生管理を求められる理容業だが、いつも以上に消毒作業を徹底しているそうだ。
マスクと共に入手不可能なのがアルコール等の消毒剤。 おっさん所有の貴重なエチルアルコール。
「プラス」とあるのは、イソプロピルアルコールを添加してある由。
成分がエチルアルコールのみだと、「飲めて」しまうので酒税がかかってしまう。
なので、飲用不可のものを添加してある。 無水アルコールが高価なのは酒税がかかっているせい。
同じ理由で、「本みりん」には酒税がかかるが、「みりん風調味料」には塩等を加えて不可飲処理をしてあるので、
酒税はかからない。
手持ちのベンザルコニウム塩化物(商品名オスバンS)とグリセリンで消毒液を作る。
オスバンSは10%溶液なので、100倍に希釈し、0.1%の水溶液にする。
ベンザルコニウム塩化物はいわゆる逆性石鹸であり、タンパク質を凝固させることで効果を発揮する。
なので、皮膚がカサカサになるため、保湿剤としてグリセリン(現在はグリセノールと言う)を1%濃度で添加する。
スプレー容器に入れて手指の消毒の他、ドアノブ等の頻繁に触れる場所に用いている。
コストパフォーマンス的にも優れていると思うが、ご参考までに。