朽木の道の駅で見つけた、交通安全啓発ポスター。
素材は言うまでもなく、ミレー作の「晩鐘」である。 オリジナルはこちら。
ポスターは原画よりもかなりハイキーではあるが、雰囲気や着眼点、アイデアは非常に秀逸である。
高島市は交通安全啓発のためのポスターを募集しており、企業や学校、果ては自衛隊までが色んなポスターを制作している。
おっさんが好きなシュルレアリスム画家のサルバドール・ダリも、ミレーの「晩鐘」に固執していたらしい。
<ミレーの「晩鐘」の考古学的回想>
画像下中央に小さく親子連れが見えるが、ダリ少年とその父親なんだとか。
<たそがれの隔世遺伝>
男性の横の農具(鋤?)が女性の背に、女性の背後の手押し車が男性の頭蓋骨となった頭部に移動。 背景は岩場。
<建築学的ミレーの「晩鐘」>
こうなると全くもって意味不明である。 絵画に疎いおっさんには解釈不能。
解釈の仕方は十人十色であろうが、一説によると、ダリの絵画にしばしば登場する「柔らかい物」と
それを支える「杖」は、彼自身の「性的不能」を示しているのだとか。