11月7日(月)日経MJに「まち歩き地域に活気」
という記事が出ていた。
日本橋、葉山の別荘めぐり、上野・湯島、下町の商店街ツアー等々
いろいろな街歩きツアーに参加したが
話術が巧みで、その地域に愛着を持っている人の話を聞きながら
まちを歩くと、とても楽しい。
やはり、一人だとすっーと、通り過ぎてしまう場所にも、おもしろい話が眠っている。
同様に、気づかずに通り過ぎてしまったお店が、老舗の和菓子やだったり、
総理大臣、御用達のとんかつ屋だったりするのである。
そして、普段では入れない場所や、聞くことができないとっておきの話を
聞けたりすると、とても得した気分になる。
こういうツアーが各地で展開され、それぞれに多様な周遊コースがあれば、
地区にお金が落ちる仕組みができると思う。
ただし、ツアーガイドはボランティアではいけない。あくまでもプロでないと。
お金を取らないと、芸は磨かれないし、知識・知恵も増えない。
いつも同じ話じゃ、話す方もつまらないし、リピーターも増えない。
例えば、「若手落語家」や「おわらい芸人」が修業の場として、ツアーガイドをやればいい。
これによって、話術が磨かれ、いろいろなことを学ぶことができる。
参加料は例えば3時間コースで1000-1500円/人。1コース10人ぐらいにする。
(これ以上多くすると、話しが聞けない人が出てくる。)
そうすると、1日2コース担当すると、2-3万円/人・日の収入が得られる。
基本的に参加費は「まち歩きビジネス会社」に入り、そこから給料が支払われる仕組みにする。
指名が多くなれば、ガイドさんの給与も上がる仕組みにする。
ツアー客は当然、これはといった老舗や、流行の店にも案内されるから
経済効果は期待できる。
ただし、「まち歩き観光ビジネス会社」も「ガイド」も、お店からは、絶対マージンはとらない。
もらってしまうと、利害関係が発生し、魅力がなくなった店にも
お客を連れて行かなければならなくなる。
こうなると、海外の安いパック旅行で、お土産物やさんに連れて行かれるのと同じである。
スカイツリー周辺のまち歩き観光をはじめ、
最近は、いろんなところで、街歩きを楽しむグループに遭遇する機会が多い。
でもほとんどボランティアである。ボランティアはおかしい。
これをどういかにビジネスに結び付けていくか。本気で取り組む価値はあるかもしれない。