この龍湖古寨の城内には一部修復された家屋が何軒かあり中に入って見る事ができた。外観は完全に中華だが家の奥は海外で成功し戻って来た華僑らしい証が残っていて、西洋風と中華風がミックスされている。
当時を再現し補修された門
奥に行くと西洋文化を一部取り入れた建物が
遺跡に近い
壁と木製ドアが風化し同化
大昔この村が倭寇に攻められた。その時にこの村の村長がとった行動は、飯や酒を大量に用意して海賊を盛大にもてなしたそうだ。そして、海賊達を酔わせ油断させた後に倭寇の頭領の首を刀で切り落とした。その突然の出来事に倭寇らは慌てふためき返り討ちに合い村を守ったという記述があった。上海もそうだが、倭寇が暴れまわった大陸の沿岸部には城壁が残っている場所が多い。
南国らしくガジュマルの樹が多く、この樹もなすがままに育っている
この村の奥ではゆっくりとした時間が流れていた
近代の過酷な時代を生き抜いた老女
老女は何か私達三人に語りかけてきたのだが、普通語がまったく通じないのと潮州市内の潮州語とも違う言語なので会話にならず。この「龍湖古寨」は観光地に入っているのだが人気がないので観光客は相当少ない。でも、無理して観光客を呼びこもうともしてないのが良い。
ここ龍湖古寨へは、晴れてない薄曇りの日にもう一度行ってみたいな。