海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

新華路のM2Fでランチを

2018-04-18 | 写真日記

ガラス越しのM2Fのカウンターから外を

 

買物の行き帰りに、ヘンリー・ムーアの作品が必ず目に入る新華路の歩道

 

私が住んでいる新華路の家から近いフランス人オヤジが経営していたカフェが閉店した後、最近は新華路の映画館前にあるM2Fが行きつけのカフェになりそう。映画館の下にあるスーパーは白人を意識したスーパーで、ローカルのスーパーにない欧米の商品が手に入るので度々買物に行っていた。なので、M2Fの存在は知っていたがいつも混んでいるので入らなかったのだ。客層は中国人が主だが時々欧米人の客も立ち寄るカフェで、地域がら日本人を見る事は稀。

M2Fに入るのは3回目で、昨日はカウンター席に初めて座って珈琲を飲んでいると、店のスタッフ二人が話しかけてきた。客がひっきりなしに入って来るので会話は途切れ途切れになるのだが、実にさり気なく気さくに笑顔で客に接してくるのがとても良い。日本ではそんなカフェは稀だが、日本以外の国では結構当たり前のように、さり気なく客に接してくる人達が多いし、しかも気が利いた会話を楽しめるので、また再びその店に行こうという気にさせる。この近辺には似たようなカフェがたくさんあるのだが、なぜかこの店だけ客が多いのかは働いているスタッフの人間力と落ち着ける店の雰囲気なんだなと思った。

最初にすべてでは無いことを言っておくが、日本では「おもてなし」という言葉がひっきりなしに聞こえてくる時期があったね。でも、私には形式に縛られたおもてなしにしか見えない事も多いし、相手に対して気を使いすぎて逆に迷惑になる事も多い。つまり余計なお世話ってやつ。それは、接する相手を見抜く力がないので画一的なサービスになるのと、本当の良いサービスを受けた経験が少ないからだとも思う。

上海の日本料理屋の客は、日本人よりローカルの客の方が多い店の方が繁盛しているし、そうならなければ現地では店は存続できない。日本料理屋で、店に入って来た時の仕草で日本人かそうでないかを見分けるのはとても簡単。まず、日本人会社員の場合は服装や髪型が皆同じで、持っているバックまで似通っている。そして、そのほとんどは周囲を見る事もせず無口でまっすぐ前を見て、迎えてくれた店のスタッフにも目を合わさず指定された席に座るのが日本人。それは、呑み終えて帰る時もほとんど同じ。店のスタッフたちは、たどたどしい日本語で一生懸命「イラッシャマセ」「アリアトゴザマシタ」と言ってくれているのだから、目ぐらい合わせてアイコンタクトしてあげれば良いのにといつも思うのは私だけなのかなぁ。

☆GFX50S+Summilux-R 50mm f1.4

 

 

 

 

コメント (4)
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