分厚い納経帳
42番目の佛木寺
令和元年六月弐拾五日に達成
昨日は、美術評論家の先生に招待されて 6人で飯を。先月に上海浦東空港のイミグレで偶然遭遇した(しかも同じ便で席は私の三つ後ろ)私のお茶の先生は、上海から四国に数回通い四国八十八ケ所を徒歩で(約1400km)100日かけて達成。納経帳を見ると令和元年六月弐拾五日のスタンプが押されていた。彼女が八十八ケ所を達成した時に寺の人から言われたのは、四国遍路を達成した初めての中国人ですと言われたそうだ。一時期、彼女は仏門に入っていた時期があったが、その後海外へ出て戻ってきたのちに、四国遍路をやるのだと聞いてはいたが、鉛筆のように細い体で本当に実行するとは思ってなかっただけに、ちょっとびっくり。
四国遍路は修行そのもので、ほとんどの人が白衣を着て巡礼するようだ。これには諸説あり、巡礼は過酷なのでいつ行き倒れになるかも知れないので、白衣は死装束として着るという意味や、清浄の意味で白衣を身につけるとの説もあるそうだ。私なんて、数十年ぶりに行った四国の寺で、なんちゃって四国巡礼を30分ほどで済ませたのと比べると、もうそれは敬服するしかない出来事。