海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海衡山路のバーで

2023-02-01 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

ミュージシャンのジムおじさん

 

オーナーの隆

 

オーナーの隆

 

過去の画像から

春節が明け上海の街は少しずつ元気を取り戻してきた。天気のよい日は老人達も積極的に外に出て日光浴をしている人が増えたが、全員マスクは手放さない。街を歩いているとマスク無しの人も増えているが、おそらくコロナに感染し完治した人達だろうな。小さな店は従業員がまだ戻ってない店も多く、2月1日から営業開始の店も多い。これは、鉄道や航空運賃が高いピーク時を外す目的もあるし、3年間帰省出来なかったスタッフへの配慮でもある。

画像は私が週に2回ほど通い呑んだくれていた上海衡山路の"Le Garçon Chinois"だ。この店は週末にライブステージがあるので、欧米人の客や外資に勤める中国人も多く、常連は閉店後もオーナーの隆と呑んだくれていたのを思い出すが、集団で騒ぐ欧米人や中国人はひとりも居なかった。私が日本村付近のバーに行かなかったのは、店の中に入ると日本人しかいないのが理由のひとつ。日本人オーナーの居酒屋の一部は、学生のノリが忘れられず集団で大声出して騒ぐ駐在員の奴らが多く、他の客や店のスタッフも顔を顰めるほど醜く思っていたが、当の日本人達は迷惑をかけているという意識は一切無し。呑み屋で群れて大声で騒ぐ若い日本人は最悪というのは、こちらでは昔から有名だった。

このバーで2012年の反日デモの時期、私の隣で食事をしていた知り合いのイギリス人親子の会話が聞こえてきた。中学生の娘「どうして日本と中国は仲が悪いの?」父親「隣に日本人がいるので自分で聞いてみなさい」と。隣にいたのは私だが、質問が来なかったので私も答えなかった。この"Le Garçon Chinois"は、衡山路の都市開発に引っかかり閉店し、現在はオーナーの生まれ故郷の高知市菜園場で営業を続けている。

☆この頃は、Canonのデジカメ+Canon FD50mm f1.4+補正レンズ付きアダプターを常時持ち歩いていた頃。

コメント
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