スマホのQRコードが黄色から緑色に
3月21日に自宅隔離から解放された。上海浦東空港に到着した3月7日にスマホに入国日を登録させられたアリペイを見ると、YellowからGreenに変わっていた。これは、病気に感染してませんよという意味で、通行許可証のようなもの。14日ぶりに部屋を出るとアパートの管理人に呼び止められ、このスマホの許可証の提示を求められた。
外に出て最初に目に飛び込んできた風景
アパートの鉄門を出て最初に目に入ったのが、隣の敷地の新緑と青い空。映画でヤクザが服役を終えて出所する時に、眩しそうに空を見上げる場面がよくあるが、その気持ちよくわかる。
汗ばむほどの陽気の中で久しぶりに新華路に出て見ると、ほぼ全員がマスクを着用。閉まっていた飲食店のほとんどが営業を再開していたが、客の入りは激減していて、代わりに走り回っているのが食材の宅配スクーターだ。近所のスーパーに行くと、入口で検温オヤジが立っていて腕にレーザーを当て体温チェックを終えて店に入る事が出来る。店内に入ると客は少なめで、入口の目立つ場所にマスクがあり普通に販売していたが、すでに買う人はほとんどいない。私はこのスーパーでは日用品しか買わないが、消毒用品やイレットペーパーも山積み状態で、売り切れ商品は無く購入数量制限も無い状態。ここで買った物を一旦自宅に持ち帰り、再び映画館の地下にある食料品専門のスーパーへ向かうと、やはりここでも体温チェックされ除菌アルコールも置いてあった。どの店のスタッフも全員がマスクと手袋を着用。そして、現金で支払う人は皆無。
スーパーからの帰り道は、やや遠回りして街を歩くと、行きつけの麺屋も含めほぼ通常通り営業していて一安心。今のところ新型コロナウイルスの新しい感染者は、海外 (EU)から戻って来た人達だけのようで、上海に限ってはこのまま収束しそうな雰囲気だ。(今のところね)
一応スマホのQRコードがGreenになったので、これを見せれば地下鉄などの公共機関も問題なく利用できるが、翌日の午後に書面で正式な通行証明書が発行されるそうだ。
この隔離生活の2週間は、色々な意味で良い経験になった。まぁ、それは追って。とりあえず、メデタシメデタシだが、今後の欧米と日本が心配。
GFX50R+Ultron28mm f2
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