海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

潮州の骨董屋で

2016-05-25 | 写真日記

骨董屋のウィンドウ

 

潮州の骨董屋で見つけた古いミシンは、東方紅というブランド。このミシンのデザインは無駄な曲線がなく美しい。「東方紅」は、元々文革時代の国家だったが、今でも様々な商品に命名されていて中国の人工衛星もその一つ。

このミシンの左下にはミノックスカメラがあり、その横には日本製の豆カメラ(たぶんフィルムはミゼット版)が。

 

 

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中国は結婚したいが出来ない人達多過ぎ

2016-05-23 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

私達空き家です

2004年頃から始まった結婚しませんか市場は、北京などの大都市から始まり全国に広まった市場。2005年頃にマスコミの取材で上海の人民広場へ行った事があり、結婚しない(出来ない)子供を持った親達が1000人ほど週末に集まり売り込み合戦をやっていた。皆A4の紙に本人の写真や大学の卒業証書などの経歴を書き込み希望相手の年収や家持か車もあるかなど、事細かくリクエストが記載されていたのだが、その内容があまりにも理想が高すぎて笑った覚えがある。その市場の中には、大声を張り上げて売り込む親もいてまさに市場状態だった。こちらでは男が家持でないと、ほとんど結婚は無理なのと、女の方も理想が高すぎるのでマッチングが難しいのだ。

そして10年後、今はその人民広場の市場があるのかどうかしらないが、マンションの値段もゼロが一つ増へ今も上がり続けとんでもない値段になり、車は新車購入時にナンバープレート取得料が約30万から約100万円と値上がり、物価も異常に上がり今はさらに住みにくい上海になってしまったので更に結婚も困難に。

上の画像は先月行った潮州の細い路地に貼られていた涙ぐましい貼り紙。上から見ると20歳代の男は3人しか記載されてない。親の世代からすると20代で結婚するのが当たり前だった時代なので、30歳過ぎて結婚してないというのは考えられないのだろう。

この貼り紙の壁の部分を見ると、わざわざ白ペンキで壁を塗りマジックインキで直接壁に書かれた痕跡が薄っすらと見える。書かれたこの貼り紙も風雨にさらされ文字は消えかかり、いずれ壁と同化し忘れ去られてしまう気がする。

☆中国人民は最近みな疲れている。それは、すべてが金と欲中心で世の中が回っているので、心に拠り所がないからだ。なので宗教に頼る人も相当増えている。

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何処へ行ってもなぜか絵のタッチが同じ

2016-05-22 | 写真日記

潮州の幼稚園の壁

 

全然楽しそうでない

 

上海でもそうだが、壁に書いてある啓蒙壁画のタッチが中国の他の地域に行ってもだいたい似通っていて不思議。でも、当然書いた人は別人のはず。トップの画像に出てくる先生も生徒も心が通ってなく目の表情が相当不気味。今ずっと記憶をたどっているのだが、以前社会主義のアジアの国でも見たような記憶があり、カンボジアを舞台にした映画でも見た記憶があるのだが・・・。

 

 

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上海でビザ更新手続き中

2016-05-21 | 写真日記

今、ビザ更新手続き中。昨年の12月中旬から上海での新しい会社の登記手続を始めた。それが終了したのが、今年の4月に入ってから。途中書類不備や春節の時期に重なった事もあり、会社が出来るまで四ヶ月もかかってしまった。その後、前の会社から新しい会社の変更手続きがあり、新しい就業証を取得後にやっとビザ申請をする事が出来るのだが、会社変更手続き後10日以内に届け出が必要だった事を知らず説教をくらった。入境管理局には小さな「怒られ部屋」があり、私の前にも白人が一人通訳と一緒に佇んでいた。そこで小言を言われ、やっとビザ申請手続きへ。

ビザ更新前のパスポートが手元にある時に、銀行で会社の口座を作りに行った時に銀行内の別室で最初に言われた事は、「トイレに行っておいたほうが良い」と。理由はよくわからないが、手続きが始まると一切個室から出られないのだ。そして、三十数枚の書類に英文でサインをして終わったら三時間が経過していた。

 

パスポートの代わりの書類だが、中国国内でのみ利用可能

 上の画像の小さな紙切れは、パスポート変わりに私の身分を証明する唯一の証。これがあれば通常は、中国国内で飛行機やホテルを利用する事が出来るが、一部の地方では通用しない事もあるそうだ。つまり、お上発行の証明書も一部の場所では信頼されてないという事になる。なので、パスポートが戻ってくるまでは上海でおとなしくしているのが一番。

海外に仕事や旅行で行った場合、外国人は常にパスポートを所持しておかなければならないのは中国でも同じ。中国では高速道路のゲートでチェックされる事もあるし、一時期カラオケで呑んでいた日本人グループが突然のチェックを喰らいパスポート不携帯で拘束(二週間は出られない)されたり罰金を払ったり。(私は経験なし)

☆中国では何事も早めに手続したり行動した方が良い。日本のようにシステマチックに事が運ぶ事はまず無いと思って間違いないからだ。また、法律がコロコロと変わるので、何が正しいのか中国人に聞いてもわからない事も多いのだ。26日にビザを取得出来るのでやっと日本へ一時帰国出来そう。

RE Auto Topcor58mm f1.4

 

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中国で八番目くらいに有名な日本語は「雅蔑蝶」

2016-05-20 | 写真日記

上海では日本語を話せる人も多いが、一般の人が知っている日本語といえば「コニチワ」「アリアト」「メシメシ」「バカヤロ」「サヨナラ」などがある。そして、普段は誰も言わないが誰でも知っている日本語に「雅蔑蝶」という言葉がある。これは、「やめて」の当字。中国語の発音は「ya mie die」だ。 中国語で「やめて」を直訳すると「不要」だが、これだと本来のやめての意味としては不合格。この「やめて」の発信元はといえばやはり日本のAVなのだが、かなり日本のAVの中のセリフに「雅蔑蝶」が使われている証拠だろう。でないと、覚えられる訳がない。下の画像は百度で検索すると出てきたもの。画像の右には蝶の絵が掲載されているが、こんな蝶は存在せず架空の蝶だ。

1970年に大ヒットし日本レコード大賞新人賞を受賞した辺見マリの「経験」という歌の歌詞は、「やめて」で始まる。1970年の事なので当然私が童貞だった頃。当時この歌を聞いてなんだかドキドキした記憶が何となく今でも残っている。知らない人は、you Tyube「経験 辺見マリ」で楽しめる。中国でこの歌を知っている人はほとんどいないので、教えてあげれば流行るかもね。

 

蔑の字に虫がついているが、有っても無くても良いみたい 

日本のAVは中国では大人の教科書のような存在なので、おそらく「やめて」という日本語は数億人の中国人が知っていると思って良い。もちろん日本語学校ではけっして習わない日本語だろうが、中国はおおらかな国なので、もしかしたら数十年後は定着した日本語になり試験に出るかもしれないよ。暇な人は百度http://www.baidu.comで「雅蔑蝶」と入れて画像検索してみて。

☆この「雅蔑蝶」という名の店が、岡山の田町あたりにあってもおかしくないと思うのは私だけだろうか?もしも、あったとしたら看板の色は多分ドギツイ紫色。岡山のくろちゃん、どう思う?

知っておいて損はない中国語講座でした。

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