昨日から明日まで、西宮えびす神社では例祭と渡御祭が開催されます。
というわけで、私は、今から地車(だんじり)の交通整理のお手伝いへ。
ちょっくら頑張ってまいります。
2014年・地車祭り×西宮神社・若戎会
と、それはさておき、9月議会での一般質問のご報告の続きをば。
9月議会については、一般質問以外にも、いろいろご報告せねばならないことが多くあります。
なので、どんどん進めていかねば!ですね。
というわけで早速、はじめます。
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本市は平成15年に全国初の環境学習都市宣言を行いました。
宣言の中で、市は
「西宮の環境を、そして地球の未来を次世代に持続可能な状態で引き継いでいくためには、私たち一人ひとりが社会のありかたやくらしを見直さなければなりません」
とした上で、行動憲章として
「私たちは、くらしと社会を見直し、資源やエネルギーを大切にした循環型都市を築きます」
という内容を掲げています。
私は、こうした考えを非常に重要であり、魅力的でもあると受け止めています。
しかし残念ながら、こうした宣言・行動憲章に相応しい先進的な取組が、本市において進められているようには思えません。
以下、具体的な内容を見てまいります。
市は本年3月、環境学習都市宣言に示された意思を実現するため、「西宮市再生可能エネルギー・省エネルギー推進計画」を発表しました。
計画の中で、市は「計画の基本方針と基本方針を進めるための取り組み」として
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①エネルギー総量の抑制と削減
②再生可能エネルギー等の積極的な導入
③低炭素なまちづくりとエネルギーセキュリティの向上
④市民や事業者、大学、行政等の連携した取り組みの推進
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という4つの取組をあげています。
その中で、市が「基本方針②再生可能エネルギー等の積極的な導入」について、具体的な目標として
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●「平成32年度までに平成22年度と比べて市域の再生可能エネルギー等の発電電力量を2倍以上とする」としていること
●中でも太陽光発電を「平成22年度:6,252MWh(メガワットアワー)/年」→「平成32年度:59,346MWh/年」まで増やすとしていること
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は特筆すべき内容であると考えます。
ところが現時点での実績値は、計画にあげた数値を達成するには、かなり厳しい状況にあるように思われます。
お手元の資料①をご覧ください。
【資料①】西宮市域全体の太陽光発電による電力量
平成32年度の目標数値59,346MWh/年は平成22年度の実績値6,252MWh/年の約9.5倍に当たります。
これを10年間、同じペースで太陽光発電の量を増やして達成するためには、平成25年度の実績値は平成22年度の約3.5倍、約21,800MWh/年になっていなければなりません。
ところが平成25年度の太陽光発電の実績値は18,128MWh/年と平成22年度実績の約2.9倍にとどまっています。
しかも太陽光発電には
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●固定価格買取制度で設定されている買取価格が年々下がっていく
●太陽光発電設備が設置しやすい場所ほど、早い段階で設備が設置されている可能性が高い
●環境問題に対する意識の高い人ほど、早い段階で設備を設置している可能性が高い
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等の要因があり、計画初期の段階で速いペースで設置されていなければ目標達成は困難になる可能性が高いと思われます。
こうした要因と現時点での実績を考えると、掲げた目標の実現性について強い疑問を持たざるを得ません。
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と、こんな感じです。
要するに「全国初の環境学習都市宣言をした!」ことを誇っている以上、それに相応しい政策を推進推進するべきでしょ?というお話ですね。
引き続き、ご報告続けてまいります。
それでは失礼いたします。