この前のブログ、それだけでは、さっぱり意味が分かりませんよね。
というわけで、何について書いていたのか?という点と、
その後の顛末について、ちょっと書いていきたいと思います。
まずは、↓こちら↓の記事をご覧ください。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002573826.shtml
この記事に書かれている内容は、いくつかありますが、重要なのは、
「神戸市が ~中略~ 外郭団体に派遣した職員らの人件費に
充てるため、補助金を支出したのは違法」という訴えが認められ
「矢田立郎市長らに」
「計約2億5千万円を返還させるよう命じた ~中略~ 判決が確定した」
ということ。
要するに、他市の事例ではありますが、
「市が、外郭団体に職員を派遣し、
その人件費を負担することの是非を問題とする訴訟が起きた。
その結果、こうした市の支出が違法行為と認定された。」
ということが、最近、あったということです。
これ、とても重要なことだと受け止めておりまして。
「確定した」「二審大阪高裁判決」の判決内容を仔細に見ていきますと。
要は、外郭団体派遣職員の人件費に充てるため、補助金を支出する際の
いわば手続きが問題となっている面が強いように感じています。
で、その上で、神戸市の事例を違法とした、と。
↑ここらへん↑は、あくまで、私のつたない理解ですが。
一方で、西宮市の場合、外郭団体に派遣した職員の人件費は、
補助金ではなく、市が直接、支給する形を取っています。
従って、この判例に照らして、即座に、
「西宮市も、神戸市と同様に、違法行為を行っている!」
とは言えません。
が一方で、この判決が確定するまでの間、
一審・神戸地裁では、外郭団体が行う事業の公益性が
厳しく問われています。
で、一審でも神戸市は敗訴しているわけで。
こうした経緯も含めて、私は、一連の訴訟は、
西宮市にとっても、他山の石として、
真摯に、厳しく、受け止めるべきものである、と強く感じていました。
こうした認識の下。
私は、自分が所属する厚生常任委員会の所管分野である
健康福祉局・環境局の担当部署と、
事前の打ち合わせを入念に行ったうえで、
予算委員会に臨むべきだと考えていました。
理由は、昨日のブログに書いた通り。
頂けるように持って行きたかった答えは、
「神戸市の外郭団体派遣職員に対する人件費補助に関する訴訟
に対する判決については、真摯に受け止めている。
本市においても、判決内容も踏まえ、
外郭団体のあり方・事業内容・職員派遣等について、
今後、しっかりとした検討を進めていく必要があると考えている。」
という趣旨のものでした。
で、事前のヒアリング&意見交換を進めたところ、
庁内全体の、この問題をつかさどる立場にある人事部はもちろん、
健康福祉局の担当部署とも、問題なく意思を共有できたにも関わらず、
なぜか環境局の担当部署だけは、
「西宮市の場合、神戸市とはやり方が違う。
公益性という面からも、全く問題はないと考えている。」
という答えを持ってきた、ということから、前回のブログは始まるわけです。
という、なんやかんやがあったので、昨日の予算委員会では、
徹底的な質疑を行いました。
で結果的に、私から見て、ほぼ納得が行く、妥当だと思える
答えを引き出すことができました。
というわけで、次回以降で、その内容を
できるだけ分かりやすくまとめる形で、皆さんにご報告したいと
思っています。
前回のブログでも書いたとおり、重要な内容でもあれば、
せっかく、しっかり事前に準備した内容でもあるので、
皆さんにも、ご覧いただきたいな~、と思うので。
というわけで、少しばかり、ややこし目の話になるかと思いますが、
是非是非お付き合いくださいませ。
それでは今日は、このへんで。