青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

青い鳥の道==人間編

2010年01月01日 | 人生設計

「青い鳥」は、「幸福を運ぶ鳥」といわれ、また使い、使者ともいわれる。
だが、だからと言って待っていれば、青い鳥が幸福を運んでくるものではない。さらにまた、青い鳥が指し示す道は、幸福を目指した道でもない。
青い鳥が指し示す道は、「生命の道」なのであり、そこから幸せへと導こうとしている。


私たちが生まれ、そして生きていく世界、それは又生きて行け、生きていかれる世界は、生命的な世界である。
生命的であるということは、常に変化している。恒常に変わらず存在する、ということがない。恒常でなく常に変化するということは、「過去、現在、未来」というように「時間」を存在させる。


この中で、我々は「四苦」に見舞われる。いわゆる「生老病死」である。



このことは、この世に存在するすべてのものは、「生まれたなら、成長し、病気になり、老い、老化し、そして滅(死)する」ことになる。それが、習いとなっている。



しかし「知恵」というものを持つ人間は、この上に更に四つの苦しみを背負うことになった。
「愛しい者との別れ」、「憎い者との同時生活」、「欲しいものが中々手に入らない」、「何事も思うに任せない」ということになる。



こうした中で暮らす私たちだが、悲しくも哀れなことに、「豊かさ、楽しさ、楽(快適、便利)」を求めて止まない。それがどういう事になっていくかというと、「少子高齢化」を誘発していく。




「豊かさ、楽しさ、楽(快適、便利)」を求めて発展発達してきた科学技術や医学は、老齢社会を増大させた。それに対してこの恩恵により結婚したがらない若者、殊に女性が増え、子供を産みたがらない女性も増えている。それは何故かと言わせると、結婚や育児で苦労したくないからだという。即ち「豊かさ、楽しさ、楽(快適、便利)」に過ごしたいということになる。それは、社会が「豊かさ、楽しさ、楽(快適、便利)」にし向けて、少子化を呷っていると言ってよい。




「四苦」は、自然的な流れのものである。


だがそれに後四つのものは、人間的なものである。


この後四つのものの人間的なものは、自然的なものを加速させるものともなる。


それが「少子高齢化」現象であり、「地球温暖化、環境汚染、気象異常、生態系の絶滅」などにも表れている。



こうした現象は、我々人間が、自分で自分の喉首を徐々に締め上げているようなものである。
今私たちは、こうした現状に気付き、人間的世界の進路ではなく、自然的世界の進路へと舵を切っていかなければならない時である。

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新春の一首

2010年01月01日 | 短歌に政治や社会
★ 胸峰に 光り輝く 初日の出
      君と迎えて 君と拝まん

  あけましておめでとうございます。
  雪の中の正月ですが、「君」、即ち「皆さん」とともに迎えられて慶びに思います。
  今年も、よろしく・・・・
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