月が替わって早くも2012年最後の一ヶ月!
歳と共に時間の長さの感じ方が加速度を増しているのかな・・・!?
今年の5月から始めた「読書メーター」に触発され、読書量も増え、変わったジャンルにも手を出したりしております。この2、3日も見事にハマったよ600頁の快作に・・・(笑)
読書メーター。
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http://book.akahoshitakuya.com/
読書するのにも体力が要るわ・・・。
こちらは11月に読んだ本のまとめです。
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2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1373ページ
ナイス数:23ナイス
素人庖丁記 (講談社文庫)の感想
近年の嵐山作、「悪党芭蕉」「文人悪食」「文人暴食」等の素晴らしき作品の数々に込められた切実さには驚かされるばかりですが、初期の作品にして既にそのエッセンスの萌芽があちこちに散りばめられた快作。「昭和軽薄体」などと興味本位の括り方をされた時期から早四半世紀が経過しましたが、その文章のセンスとリズム感は解説で山口瞳がべた褒めしているとおり現在でもピカッと光っております。食べ物を窓にして人間の心の深淵をチラッと垣間見せてもらいました・・・。
読了日:11月28日 著者:嵐山 光三郎
純米酒を極める (光文社新書)の感想
良いサカナが手に入ったときは純米吟醸のぬる燗にします・・・はい。 「夏子の酒」も是非読んでみようと思いました。
読了日:11月23日 著者:上原 浩
数学放浪記の感想
いつものブ・・・・で100均棚見ているとふと目に止まった。著者はピーター・フランクル・・・あの教育TV「マテマティカ」のヒト。表紙をめくるとフェルトペンで色々と書き込みが。(いわゆる痕跡本。)「●●様へ、記念に平太より」と、ある。平太さんから誰かへのプレゼントだったんだな、この本。何やらハンコも押してある(バンダナした人がお手玉してる)。へいた・・・へーた・・・ペータ!?ありゃりゃ、ご本人の直筆サイン本だなコリャ!! 読んで初めてわかったが、ご本人、国家体制を超越した偉大な数学者だったんですね。
読了日:11月20日 著者:ピーター フランクル
人間通 (新潮選書)の感想
これから世に出ようとする若いヒト、(特に就活以前のヒト)に特におすすめします。と、いうのも自分自身がその時期にこんな本と出会っていたらまた進む道も違っていたかも?などと考えてしまったからです。 世人の考え方、世の中の成り立ち・・・世に出てやがて30年、今の自分には「まったくもって、その通り」と思わざるを得ない事柄についてズバッズバッと両断のもとに切り捨てます。巻末、「人間通になるための百冊」も興味深い本が揃っています。
読了日:11月19日 著者:谷沢 永一
キリン The Happy Ridder Speedway(4) (YKコミックス)の感想
「CB感。」みたいになっちゃうのかな~?惰性で買ってるけど潮時か?何とかいけたのは「RUN THE HAZARD」まででった・・・。頑張れ~!!
読了日:11月12日 著者:東本昌平
岡本綺堂 怪談選集[文庫] (小学館文庫)
の感想
「半七捕物帳」の作者、岡本綺堂による、まるで最近書かれたような90年程も昔の作品群。僭越ながら、それはそれは素晴らしいアンソロジー。杉浦日向子「百物語」にグっときた方にはジャストミート。ここに感想を記すのは全くもって紙幅が足りない。あえて一編取り上げるならば「一本足の女」。(映画「モールス」を思い出しました。)人間の陰と陽、性(さが)、執着の恐ろしさ等を淡々と描いてジワ~っと恐ろしい。結城信孝の解説がまた良し。初出誌「苦楽」、直木三十五・川口松太郎編集だと!(執筆陣に谷崎、泉、長谷川等大御所ぞろいとな!)
読了日:11月9日 著者:岡本 綺堂
読書メーター
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