本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

こんな時期に8月読書の記録なんて!

2017-10-24 02:35:00 | 



20171023

超大型と言われた「台風21号」。
明け方は本当によく吹きました。
わが家は接近前に倒れそうな物、壊れそうな物には対策をしておいたので植木鉢がひっくり返った位で何とかやり過ごすことができました。

まだ大変な地方もあるかと思いますが、
本日の南関東、風は強いけれど久しぶりの良い天気!

ゆっくり寝たあとたまっていた洗濯干しや掃除、など家事に大忙し。
一服した後はアップしそびれていた「8月読書の記録」を作成しました。
(今更感強し、と言わずにご覧あれ~)






猫鳴り (双葉文庫)
猫鳴り (双葉文庫)沼田 まほかる ヌマタ マホカル

双葉社 2010-09-16
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2017/08/21

捨て猫「モン」の生涯を3人の視点から描いた作品。これは猫好きの人は覚悟をしたうえで、必読。顔を背け、途中で投げ出したくなる人もいることと思う。読了後には「これで良かったのだ・・・」との気持ちが強く残った。まほかる流のなにがしかを期待したが、別な到達点を見せてもらった。どちらかと言えば「犬派」と思っていた私も猫の良さを大いに感じたが、犬・猫を飼うということは家族が一人増えることと変わるところはなく、その責任の重さには目も眩む思い・・・


少年とグルメ (講談社文庫)
少年とグルメ (講談社文庫)赤瀬川 原平

講談社 1993-06
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2017/08/15

これもウンと積んどいた本。。芥川賞作家・尾辻克彦=赤瀬川原平とは買った頃に知ったんです。赤瀬川さんの本は何冊も読んでいるのですが、尾辻さん名の著書は初めて。内容は、グルメというより戦後の食糧難に絡んだ(辟易するような話も。ハナクソ食うのはイカンやろ!)話が多いのですが、書かれた80年代からはや30ン年が過ぎ、飽食の時代を経て真のグルメとは何か?を考えるきっかけにもなりそうな「あとがき」での見事な落とし方。(ケーハク体や渡辺和博氏のイラスト、初出誌のビックリハウスなども懐かし。)
写真は講談社文庫版ですが、実際に読んだのは単行本(講談社)です。単行本の画像がア●ゾンになかったので・・・



もののけづくし (ハヤカワ文庫NF)
もののけづくし (ハヤカワ文庫NF)別役 実

早川書房 1999-04-01
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2017/08/10

小学校の国語の教科書で読んで以来の別役実さんか?早川文庫・別役さんの「・・・づくし」シリーズを2冊、長年積んであった。ひとまず手に取った「もののけづくし」 は聞き慣れた妖怪、聞き慣れない妖怪etc・・・あちらにもこちらにもいるような…いないような。読み進めていくと別役さんの想像の逞しさとネーミングセンスにしばし感心。途中から人を食ったような、ケムに巻いたような話が多くなるのはご愛嬌。



ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け
ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜けピーター リンチ ジョン ロスチャイルド Peter Lynch

ダイヤモンド社 2001-03-01
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2017/08/05

伝説のファンドマネージャーによる古典的名著。考え方は現在でも色褪せていないのだと思います。しかし、文中で度々成功例として取り上げられた「トイザらス」の今日の没落などは、原書出版から28年の時が過ぎたことも否応なしに感じさせられます。「絶好調の業界の人気株は避けよ」とか「買うにあたってはその企業の魅力、弱点などを2分間で子供でも理解できるまでに説明してみよ」など長期投資の半ばセオリーとなっている格言も出典はこちら!?投資初心者にも比較的分かり易く、楽しく読めると思います。
ちなみに、古書の値段が常に高止まりしている一冊でもあります。







じきに9月分のまとめ時期がやって来ます・・・

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (duo)
2017-11-08 12:25:46
以前紹介された「痺れる」を読みましたが、氷水を浴びせられるような痺れ感に沼田まほかるは「もうよう読まんな」 と思ったものでした。しかし一昨年愛犬を亡くした私はこういう本にそそられます。でもまた飼いたくなると辛いなぁ。

そういえば「雪男は向こうからやって来た」も読みました。私としては眉唾としか思えなかったのですが、つい先日の報道「インドネシアで88年ぶりに大型類人猿の新種を発見」を目にし、むむむと思ったのです。ロマンですね。
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Unknown (ウチ●)
2017-11-10 07:44:22
>duoさま

(人''▽`)ありがとう☆ございます。

紹介した本を読んでいただくとウレシイ反面感想を書くのにも責任感じちゃいます。
あくまで主観ですのではずしたらゴメンナサイ。
まほかるさんはとても読者を選ぶ作家さんであるのは間違いないですね~。
インドネシアのニュースは私も「!!!」でした。角幡さんのノンフィクションは読み物としてロマンを掻き立てられます。
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