大町市にある 仁科神明宮 に行って来ました。
参道脇に建つ 三本杉 は 県の天然記念物。
真ん中の木は「昭和54年3月30日突風により倒伏してしまったのでその根元の部分を元の位置に復元保存している」そうです。
周囲5m余・高さ50m余・樹齢推定800余年。
手水舎。
社務所 と 神門。
元御神木 もかなりの太さです。
そして 国宝の 本殿・釣屋・中門。
右の大きいのが 本殿、左の少し小さいのが 中門。
そして本殿と中門をつなぐ 釣屋 が、日本最古の神明造様式の建築として国宝に指定 されています。
反対側へ回ってみます。
本殿・中門 の屋根は 桧皮葺 です。
梅雨明けを間近に控えたこの日、雨に濡れている様子も風情がありました。
仁科神明宮には 22の摂社、末社 があります。
1976年の映画「犬神家の一族」(横溝正史原作)は大町市でのロケも多く、仁科神明宮が出てきますが三本杉もまだちゃんと三本立っています。
このシーンを見たいためだけにBS録画しました。
もうこの映画でしか三本揃っている姿は見られないんですもんね。。
また湖面から逆さまの足が出ている衝撃的なシーンは大町市の 青木湖、ボートのシーンは 木崎湖 で撮影されたそうです。
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建築様式が古いので
中々見かけるものではありませんね。
犬神家の一族は見たことあります。
こちらがロケ地だったのですね。
こういうところは海外の観光客に汚されてほしくありません。
忍野八海は中国人でいっぱいでしたよ^^;
観光地でもないヤムブレ地方にも外国人が増えました^^;
日本中檜皮葺の寺社って今どき他どこに残っているんだろう
大きな樹が多いので、特に夏は上からエネルギーが降り注ぐイメージです。
国宝なのにちょっとさびれた感じもまた逆に良いのかもしれません。
隠れた名所というところでしょうか?
お気持ちわかるような気がします。
今は何でもかんでもSNSで紹介されてバズると、一気に人が押し寄せますが。。
荒らされたくない場所もありますね。
20年に一度の式年遷宮の際に張り替えしている所をTVで見た記憶があります。
600年を超える長い間一度も欠かすことなく奉仕されてきていて、
造営棟札がすべて保存されているそうです。
それも全国に例がなく、1858年までの27枚は国の重要文化財に指定されているとか。。
檜皮葺で調べてみると、出雲大社や厳島神社、清水寺、善光寺等
仁科神明宮を含め16の神社やお寺にあるみたいですね。
日本国内のみの手法で、国外には類を見ないそうです。
まわりに木立があるんじゃなくて、木立の中に神社があるって感じがいいです。
今度信州に行ったらちょっと寄ってみたくなりました。
諏訪大社のような大きな所も良かったですけど
こういう神社も風情があって良いですよね♪
また戸隠神社のあの杉の木も見に行きたいものです。
ぜひぜひ信州にいらしてくださいね。