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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

職場のハラスメント・いじめ~その4

2010-07-11 00:00:39 | 職場の労務管理の基本
● 部下への注意指導を躊躇
 最近は自分の意に沿わない業務命令を指示されたり、遅刻や欠勤を注意したことに対してまでも、パワハラだと言って反抗してくる従業員が出てきています。そのため、部下に対し神経質になり過ぎて、注意指導が適切にできないと悩んでいる管理職もいるようです。

● 規律を守らせる
 しかし、従業員として組織の中で働いている以上、一定のルールや規律は必ず守らなければなりません。それに反するような行為や発言を行った場合は、当然に注意指導を上司はしなければなりません。放置していては、職場の規律は乱れ、組織として十分に機能しなくなります。上司はそのこともしっかり理解して、日常の部下管理を行わなければなりません。

● 一般従業員への教育
 部下に何でもかんでもパワハラになる訳ではないということを理解させ、規律を守らせるためには、職場のルールや規律とはどういうものかを教育しておくことが必要です。そのためには、職場のルールや規律などの基準を作り文章にまとめ、それを利用して教育してください。また、ハラスメントの被害にあわないためのハラスメントに関する基本的なことを教えていくことも大事なことで欠かせません。そのような教育を通して部下と向き合う中で、上司が職場のルールや規律のあり方を改めて理解できれば、躊躇することなく適切に注意指導ができるでしょう。また、上司も部下も共通の理解が得られればハラスメントの防止にもつながるでしょう。

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